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日本車の「おもてなし」機能なのか?国産EVにあって外車EVにはないアレとは

輸入EVに外部電源供給装備がない理由は?

輸入EVには外部電源供給装備がほとんどない理由は大きく2つあります。1つは歴史が浅いこと、もう1つは大災害が起きておらず、災害に備えて外部給電を用意しようという姿勢が低かったことです。

日本車のPHVやHVの外部給電用コンセントは20年もの歴史を持ちますが、欧州でPHVが本格的に登場してきたのはここ5年ぐらいのこと。

世界初の量産HVは1997年デビューのトヨタ プリウス、第2号は2001年に登場した最大1500Vの電源供給を可能にするAC100Vコンセントが装備されたエスティマHVですが、どちらも日本車です。

初代プリウスは1997年に登場

欧州と比較すると、日本は早くからPHVやHVの開発に積極的だったといえますし、それゆえ給電機能が早くから搭載され、進化をしてきたのです。

さらに、ヨーロッパでは最近、東日本大震災のような大地震は起きておらず、災害に備えて外部給電を用意しようという機運がなかなか出ていませんでした。震災時、多くの地域で長時間の停電が相次いだ中で「自家発電」可能な同車が重宝された日本と比べると、欧州は非常時やアウトドアに役立つ給電機能の魅力を実感できていなかったのでしょう。

輸入EVの台頭に負けず、日本の土地柄にあった国産EVの登場に期待

©キャプテンフック/stock.adobe.com

最近では輸入車ブランドがEVに特化した販売店をつくり始めています。まだなじみが薄いEVの普及のために専門スタッフを置くなど特別な対応をしています。そのため日本メーカーの販売車種が限られるなかでも外車EVで専門スタッフに相談しながら購入することができます。

ただし、EVの中古車購入時には、バッテリーの状態に注意しましょう。電気の力でモーターを駆動させて走行するEVやPHEVは、バッテリーの状態によって航続距離に大きく差が出てきてしまいます。バッテリーが劣化したからといって気軽に交換ができるほど安価なものではないため、購入時にはバッテリーの状態やスペックを確認しましょう。

外車EVは歴史が浅く外部電源供給装備がない車が多くありました。しかし、近年ではEUが2035年にガソリン車の販売を禁止したことにより輸入EVが急速に増えています。輸入EVの台頭に負けず、日本の土地柄にあった国産EVが今後登場していくことを期待しています。

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執筆者プロフィール
Schnux
Schnux
1999年生まれ。学生時代から編集部でアルバイトをして、今は一流ライターとして特訓中です。愛車はフォルクスワーゲン・アップ!車は主にサウナに行くために使っていますが、犬を飼い始めたので買い替えるか迷い...

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