それ本当？汚れすぎた車は警察の検挙対象になる？国土交通省の回答に驚愕

街中を走行していると、時折汚れがひどい車を見かけることがあります。なかにはボディや窓ガラスだけではなく、ナンバープレートも汚れてしまい、ナンバーの識別が難しくなっているケースも。

ナンバープレートが汚れて見えづらくなっている場合、故意に汚してなくとも違反になってしまう可能性があるため注意が必要です。

ナンバープレートの汚れは違反になることがある？

2021年10月よりナンバープレートに関する新基準が全面適用され、細かな規定が追加されました。ナンバープレートの位置や角度などの具体的な数値に加え、”汚れ”に関しても禁止することが記載されています。

国土交通省によると「大前提としてナンバーは見やすいよう表示しなければならないため、汚れによって識別が難しくなっている場合は検挙の対象となりうる」とのこと。

汚れが禁止といっても、”汚れの程度の基準”はあるのでしょうか？交通課の警察官にもうかがってみました。

「一概に『この程度汚れたら違反になる』というのは言えません。どうしても現場の警察官の判断に委ねる部分があります。

現実問題として、走行中に降雪や泥はねなどによってナンバーが識別しづらくなるケースはあります。道路状況や天候などを考慮した上で判断するので、一時的に雪や泥などによって見えなくなっているという場合は、取り締まりの対象にはならないと思われます。

しかし『汚れを放置しているため識別できない』などと判断された場合は、違反になることも十分考えられますので、日頃から綺麗に保つことを心がけてください。」

道路状況や天候などの影響で”一時的”にナンバーが見えづらくなっている場合は、違反になることはほぼないと言えそうです。

ただし「ナンバープレートの汚れは禁止」となっている以上、汚れたまま放置することは避けたほうが賢明でしょう。故意に汚した場合でなくても、汚れた状態のままでは検挙される可能性も否定できません。

走行中の”一時的”な汚れは考慮してもらえるようですので、走行前は泥などの汚れを落とし、ナンバーの識別ができるようにしておくと安心です。

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「汚れの放置」が違反につながる可能性も…

ナンバープレートの基準で定められている以上、泥はねなどの汚れによってナンバーが識別できない状態になっている場合は、違反となってしまってもおかしくはないでしょう。

今回お話を聞いた限りでは「汚れの程度に関する基準」はなく、自然偶発的な汚れに関しては考慮してもらえる可能性が高いですが、放置していると判断された場合は検挙されることも十分にあり得ます。

検挙される可能性を低くするためにも「運行前点検」などを行うことをおすすめします。走行前にナンバープレートが汚れていないかをチェックすることで、違反となるリスクを減らすことができるでしょう。

当然ながら、綺麗に保つべき箇所はナンバープレートのみではありません。窓ガラスやタイヤのチェックなども併せて行うことで、より安全な運転につながります。

日々の車の管理に注意を払い、思わぬところで違反にならないよう気をつけましょう。

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