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ディーラーも頭が痛い…長期の納車待ちが引き起こす「下取り予定車」のリスクとは?
近年、半導体不足で自動車生産に遅れが出ており、新車購入後の納車に時間がかかっています。
現在乗っている車を下取りに出す場合、新車納車までの期間が長いほど、下取り車に乗り続ける期間も長くなってしまいますが、このことが顧客とディーラー、双方にとって問題となっているようです。
下取り車に乗り続ける”リスク”とは?
新車購入の見積り金額には、下取り金額が含まれたほうが、値引き交渉の材料にすることができます。この点はディーラー側にもメリットとなり、「車両価格自体の値引きが難しいが、下取り車があれば…」といった話はよく聞かれます。
しかし、下取り金額は車の状態や新車登録された年式により左右されるため、古くなればなるほど価値が下がってしまいます。
つまり、下取り車に乗り続ける期間が長くなると、そのぶん車の価値が下がり、新車購入資金に充てられる金額が少なくなってしまいます。
さらに、事故に遭遇するリスクが高まるという問題も。事故で車を壊してしまったら、価値が著しく下がってしまったり、廃車にしなければならないケースも想定されます。そういった場合も、当初想定していた購入予算が大幅に狂ってしまう可能性があるでしょう。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。