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「世界一黒いポルシェ」が岐阜で誕生!特殊な塗料「真・黒色無双」とは
自動車の塗装には不向きな塗料
真・黒色無双で塗装されたポルシェの全反射率は0.6%で、明るい場所では確認できますが、周りが暗くなると影のようになり周囲からの視認性が著しく低下します。
そのため、ピットワンは警察と陸運局へ事前に確認した上、走行・撮影に至ったようです。
光吸収率は99.4%としており、日光などをモロに吸収してしまいます。真夏などに走行したら車内の温度がどうなってしまうのでしょうか。
実際、ピットワンも真・黒色無双は車の塗装には不向きだと伝えていて、粉状の光吸収層のため、塗膜の強度は非常に低く、軽い接触でも光沢の発生や塗膜の剥がれが発生するとのこと。雨・摩擦にも弱いようです。
2019年公開の世界一黒いBMWより黒い
ちなみに全反射率0.6%というのは、2019年のフランクフルトモーターショーで「世界で最も黒い黒」として公開されたBMW X6 Vantablack(ベンタブラック)の全反射率1%よりも低い数値です。
岐阜にて7月末まで展示
この車両は2022年7月末日までピットワン(岐阜県岐阜市柳津町栄町100)にて展示されています。なお、雨・摩擦に弱いために保管は別の場所されているとのことです。
公式YouTubeでは制作の様子を公開
ピットワンのYouTubeチャンネルでは、この世界一黒いポルシェ 911の制作模様を公開しています。動画は以下より視聴できます。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...