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人生100年時代、何回車を乗り替える?昭和・平成・令和で変化する消費者心理とは?

時代の移り変わりとともに、免許取得年齢や家族構成などが変化していき、クルマの乗り換え周期なども変化しています。人は一生のうちに、何台のクルマを乗り継ぐのでしょうか。

平成から令和に変わった約30年で、どのような変化が起きたのか、過去と現在を比較しながら、ライフプランにあったクルマの使い方を解説します。

車齢や使用年数は年々長期化傾向に

平成から令和にかけての30年、日本経済はバブル経済と言われる好景気から、現在も長引く不況まで、経済の大きなアップダウンを繰り返しています。その景気の良し悪しの影響を大きく受けるのが自動車です。

新車への乗り換えが頻繁に起こると下がっていく平均車齢(人間でいうと平均年齢に相当)は、1994年に4.8年だったものが、2004年には6.6年と大きく伸びており、現在はさらに大きくなっています。(国土交通省:自動車の使用実態より)

このことから、年を追うごとに、クルマが売れにくく、買い替えの頻度が落ちていることが分かります。

さらに、自動車の平均使用年数(人間でいうと平均寿命)は、1994年の乗用車で9.3年だったものが、2004年には11.0年、現在では14年程度と、大きく伸びました。(国土交通省:自動車の使用実態より)

一昔前は10年もしくは10万キロ乗れば、クルマはくたびれてしまうと言われていたわけですが、技術の進歩や各部品の耐用年数が伸びていき、10年以上、また10万キロ以上を平気で走るクルマも現在では珍しくありません。

©moonrise/stock.adobe.com

筆者の愛車も初度登録から既に10年が経過し、走行距離は16万キロ近くになりますが、目立った修理は行っていません。ほとんどノントラブルで、定期点検と車検のみを受け、現在も元気に走っています。

まとめると、人口減少や少子高齢化などにより、クルマの販売台数はバブル期から考えると右肩下がり。対して、保有台数はやや上昇から横ばいとなっており、一人が生涯に乗りかえるクルマの数は、年々減っています。

執筆者プロフィール
Red29
Red29
1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...

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