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人生100年時代、何回車を乗り替える?昭和・平成・令和で変化する消費者心理とは?
生涯で何台乗るべきか、クルマはいつ乗り換えるべきなのか
このようにクルマの平均使用年数は長期化しているものの、対して新車で購入したクルマの車両価値が落ちていくスピードは、一昔前とあまり変わりません。そのため、クルマの下取り価格(買取価格)を見越した乗り換えを考える時期というのは、今も昔も大きく変わらないと言えます。
車両の価値は、3年でおよそ半分に、5年で新車時の2~3割程度、7年で1~2割程度となり、9年から10年でほとんどゼロになります。(一部人気車両を除く)
これを踏まえると、結婚や出産、子供の成長などを見越した場合、おおよそ車検2回~3回を通すタイミングで、乗り換えを検討するとライフステージに合わせたクルマを見つけやすいでしょう。年数としては5年から7年での買い替えがおすすめです。
また、1台のクルマを長く乗りたいという場合でも、初度登録から13年以上を経過するクルマを持ち続けることには注意が必要です。
2001年以降に導入されたグリーン化特例の現行措置として、初度登録から13年経過した普通自動車に対して15%、軽自動車では20%の自動車税が重課税されます。(ただし、ハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車は除く)
2リッターから3リッターエンジンのクルマで年間7,000円〜8,000円前後、自動車税が加算されることを鑑みると、重課税の前に買い替えを検討する必要もあります。
よって、20歳ごろから70歳ごろまでの約50年間、5年ごとの乗り換えをすると、約10台のクルマに乗ることになるでしょう。生活スタイルに合わせクルマを選んでいくということを考えると、生涯で7〜10台程度のクルマに乗り換えるというサイクルが、ベストではないでしょうか。
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- 執筆者プロフィール
- Red29
- 1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...