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車と人の“アイコンタクト”が事故低減に効果?「ギョロ目」付きの車で東大が研究
安全運転を支援する「カメラ」搭載車が増えた
年々進化を続けている車の安全装備で、現在多くの車に普及している機能が“ミリ波レーダー”や“前方カメラ”による歩行者や対向車などの検知機能です。
警告音やブレーキおよびステアリングの自動操作によってドライバーの回避操作をサポートすることで、交通事故の防止や被害の軽減を実現。高級車だけでなく、軽自動車にも採用が広がり、これらの機能は自動運転の実現にも欠かせない装備となっています。
レベル4が普及するための課題とは?
人間と同じように車も「目で見て思考する」ように
テスラはモデル3とモデルYにおいて、カメラ映像のみに依存してオートパイロットやフルセルフドライビング等の運転支援機能を作動させる、カメラとニューラルネットワーク処理によるカメラベースのシステム『テスラ ビジョン』への移行をはじめました。
テスラのCEOであるイーロン・マスク氏は自動運転を構成するシステムについて、「人間は目と脳で運転する」として、カメラとニューラルネットワーク処理が理にかなっているという考えを示しています。
ハードウェア上の制約やコストの問題を解決できることがメリットとなるテスラ ビジョンですが、カメラからの映像に依存するこのテスラ ビジョンは安全上の問題から批判の対象となっており、自動運転技術による安全な交通社会の実現にはまだ多くの課題が残っている状況です。
そんな中で、東京大学が自動運転機能を搭載する車の交通事故低減を実現できる可能性があるという実証研究を行っています。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...