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「ありがとうランプ」って?「サンキューハザードに代わるもの」なにかある?

教習車へのクレームを激減させた意外な方法とは?

©あんみつ姫/stock.adobe.com

後続車に感謝やお礼を伝える場合、教習所ではどのように指導しているのか、現役教官に話を聞くことができました。

「教習所では、道を譲ってもらったときだけでなく、エンストによる発進の手間取りなど、何かと後続車に迷惑をかけます。そのため、後続車への謝意を伝える方法として、手を挙げるようにしています。

一度だけ手を挙げても見てもらえない、伝わらないという可能性もあるので、数秒後にもう一度手を挙げています。

また、事前に「教習中につきご迷惑をおかけしております」というメッセージを書いたステッカーを車の後方に貼っています。

こうした取り組みによって、教習車に対するクレームが大幅に減少しました。

一般車両であっても、時間差で2度手を挙げたり、ステッカーを貼っておけば、後続車に不快な思いをさせずにすむでしょう。確実に謝意を伝えることもできるのでおすすめです。」

「教習中」のステッカーだけでなくメッセージを織り込むことで、より明確に意思が伝わったようです。

さらに「手を挙げる」というジェスチャーをする場合も、時間差で2度手を挙げるという工夫をすると、より相手に伝わりやすくなるようですね。

前述したように、一般ドライバーに浸透しているサンキューハザードですが、緊急事態を示すなど、謝意とは違った意思を後続車に伝えてしまうおそれもあります。そのため、サンキューハザードをしない取り組みを行っている企業や団体も増えています。

違法とまでは言えなくとも、ハザードランプの本来の使用目的は、夜間時の駐停車や乗降、非常時のみですから、他のジェスチャーや、ありがとうランプやステッカーなど、的確に意思を伝えられる方法を試してみてください。

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執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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