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輸入車のメンテナンス費は高いって本当?国産車と比較してみたら…輸入車オーナーに維持費を抑える方法も聞いてみた
輸入車のメンテナンス費が高くなる理由

なぜ輸入車はメンテナンス費用が高くなるのか。原因を調べてみたところ、一般論では「故障頻度」「部品代」「工賃」の3点が高額化の主な理由とされているようです。
故障の頻度が高い
日本車とくらべて、輸入車は故障の頻度が高いといわれます。「外国で設計された車は高温多湿な日本に適さずダメージを受けやすい」というのが、壊れやすさの理由です。
輸入車の部品のなかでも、湿度の影響を受けやすい電装パーツは特に故障しやすいとされています。また、金属パーツも湿度に弱く腐食しやすい場合があるようです。
ただ、近年の外車はグローバル市場を狙った設計になっているため、日本の環境下でも壊れにくいという意見もあります。
部品代が高い

輸入車の部品は割高になる傾向があります。輸入コストがかかるぶん、国産車の部品より価格が高くなりやすいのです。
また、輸入車は定期交換の必要な消耗パーツが多く、そのぶん部品代がかさみやすいようです。
このほか、一部のモデルに搭載されている高性能パーツも、輸入車の部品代が高額になる要因といえるでしょう。たとえば、アウトバーン向けの高性能ブレーキが備わるドイツ車では、ブレーキパッドの交換費用が高額になります。
工賃が高い
「輸入車は整備の工賃が高い」との通説があり、高級ブランド車になると「国産車の1.5倍ほど工賃がかかる」ともいわれます。輸入車の工賃が高くなる主な理由には、次の3つがあげられます。
- 国産車より作業に手間がかかるため
- 特殊な工具が必要なため
- クレームやトラブルなどのリスクが大きいため
輸入車のつくりは国産車と異なる部分がありますし、高級ブランド車になると作業リスクが大きくなります。これらの点を考えると、輸入車の整備工賃が高くなるのは致し方ないのかもしれません。
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- 執筆者プロフィール
- 加藤 貴之
- 1977年生まれのフリーライター。10年以上務めた運送業からライターに転向。以後8年以上にわたり、自動車関連記事やIT記事などの執筆を手がける。20代でスポーツカーに夢中になり、近年は最新のハイブリッド車に興...