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平均価格の10円安はザラ?コストコのガソリンが激安実現できる意外な理由とは

激安で食品や生活雑貨が買える「コストコ」には、ガソリンスタンドが設置されている店舗があるとご存じでしょうか?

近年、会員のみが利用できるガソリンスタンドが併設されているコストコ店舗が増えています。ガソリンがリッターあたり市場の平均価格を10円程度下回っており、お得に給油ができるとの評判も。

なぜ、コストコのガソリンスタンドでは、ガソリン価格が上がっていても激安で給油ができるのでしょうか?

ガソリンスタンド併設のコストコは全国20店舗

@Alfonsodetomas/stock.adobe.com

アメリカ発祥のコストコは、今や日本全国に30店舗を展開しているディスカウントショップ。会員制の店舗入場システムを取り入れており、優待価格にて買い物ができると人気のお店です。

全国に開店しているコストコは30店舗で、うち20店舗がガソリンスタンド併設店舗。

経済産業省・資源エネルギー庁の調べでは、全国にあるガソリンスタンドの件数は約2万9,600件(令和元年、年度末時点)であり、およそ0.1%の比率です。

つまり、ガソリンスタンドが併設されているコストコは、全国を見渡しても2つから3つの都道府県に1件の割合でしか存在しません。その近所に住んでいてコストコが利用できる人にとっては、かなりお得な存在といえそうです。

コストコのガソリンが安い理由は「コストカット」にあった

@andy/stock.adobe.com

コストコのガソリンスタンドで販売されている商品をチェックすると、レギュラーおよびハイオクの各種ガソリン、軽油、灯油のみ。カー用品などはありません。各種燃料の値段は周囲よりも10円程度安くなっています。

なぜガソリンを安く顧客に提供できるのか、コストコのカスタマーセンターに直接問い合わせたところ、以下のポイントを挙げていました。

  • セルフ式ガソリンスタンドであるから
  • コストコの会員のみ利用可能としているから
  • 指定のクレジットカードもしくはプリペイドカードのみ支払い可能としているから
  • ガソリン・軽油・灯油のみに絞って販売をしているから

まず、店舗形態は一般のガソリンスタンドの大半が取り入れているセルフ式を採用。ガソリンスタンドに滞在するスタッフの人員を最低限としています。

現金払いは不可で、コストコ側で指定しているクレジットカードやプリペイドカードのみ支払いが可能となっています。

さらに、商品をガソリン、軽油、灯油と燃料のみに絞っていることも特徴に挙げられます。一般のガソリンスタンドではカー用品を扱っていたり、洗車や点検などのサービスを提供していたりしますが、コストコのガソリンスタンドでは一切カットしています。

©yumeyume/stock.adobe.com

そして最も注目したいのは、「コストコの会員のみ利用可能」である点です。

コストコは、先述の通り”会員制”のディスカウントショップ。「ゴールドスター」(年会費:4,840円、税込)もしくは「エグゼクティブ・ゴールドスター」(年会費:9,900円、税込)のいずれかに加入しなければ利用できない仕組みです。

コストコで扱っているレギュラーガソリンが一般のガソリンスタンドより1リッターあたり10円程度安いと仮定して考えてみましょう。ゴールドスター会員(年会費4,840円・税込)の場合、およそ500リットル分は給油したいもの。

しかし、コンパクトサイズ以上のSUVに乗っていて、ドライブや遠出など何かしらの理由で車を使う頻度が多いユーザーなら、毎月1~2回コストコでお買い物するたびに給油すれば、じゅうぶん元が取れそうです。

執筆者プロフィール
長谷川 優人
長谷川 優人
1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。

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