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寒い地域の共通ルール?北海道民はサイドブレーキを引かないって本当?
寒い地域では共通ルール?北海道以外も調査してみた
さっそく東北や日本海側の地域に住んでいる人の意見を見ていくと、「東北も同じ認識で、冬は絶対にサイドブレーキは引かない」「寒い地域では当たり前だと思ってた」などのコメントが多数見受けられました。
やはり寒冷地では凍結を防ぐために、サイドブレーキを引かない人が多い一方で、やはり中には“サイドブレーキをかけている派”もいます。寒い地域の共通ルールかと思いきや、人によって“認識の違い”があるようです。
ここで気になってくるのは、効果的な凍結対策。
普段から実践しているワザとして「サイドブレーキのほとんどが後輪をロックするものなので、後輪のホイールにお湯をかけて対処してます」「車輪止めを活用中。これがあればサイドブレーキをかける必要がなくなる」 などがあげられていました。
とはいえ、“サイドブレーキをかけない”という凍結対策を実施している人がいるのも事実。その状態で駐車するのは不安に感じますが、安全面は心配ないのでしょうか。
そこで筆者は“真冬にサイドブレーキをしないのは適切な方法なのか?”という疑問を解消するべく、ディーラーに取材をおこないました。
ディーラーの見解は「サイドブレーキは必ず引いて欲しい」
同ディーラーに話を伺ったところ、結論として「危険なのでサイドブレーキは必ず引いてほしい」とのこと。
さらに「凍結を防ぐためにサイドブレーキを引かないのは理解できる」と前置きしたうえで、「地面凍結などでタイヤが滑ったときを考えると、かなり危険が伴う」「坂道に停車させる際は特に気をつけるべき」とコメント。やはり最悪の事態を想定すると、サイドブレーキをかけた方が無難なのかもしれません。
ちなみに話は変わりますが、北海道出身の人によれば、雪が降ったときは“車のワイパーを立てる”んだとか。立てた状態にしておかないと、サイドブレーキと同様にワイパーも凍って動かなくなるうえに、雪の重みによって形が歪んでしまうそうです。
厳しい寒さの北海道だからこそ根づいている“サイドブレーキをかけない”という習慣。積雪と上手に付き合っていくうえで欠かせない対策のようですが、最悪のケースに陥らないためにもリスクマネジメントを心がけた方がいいかもしれませんね。
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Q. 【雪国ドライバーに質問】サイドブレーキを引く?引かない?
冬の寒さが厳しい地域では、サイドブレーキを引いて車を停めてしまうと、サイドブレーキが凍結して車を動かすことができなく...
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- 執筆者プロフィール
- 小高皐月
- 1979年生まれ。会社員を経て、知人の縁で編集プロダクションに就職。子育ての経験を活かして様々な記事を担当していたが、取材をきっかけにドルオタ化。クルマを走らせながら一人でカラオケするのが大好きで、歴...