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「既に盗難される一歩手前…」ワイパーに車買取り案内チラシが置いてあったら

車に乗ろうとした時、ワイパーに車買取り案内チラシが挟まっていたことはありませんか。このチラシは買取りを目的にしたものではなく、窃盗集団がつけていった何らかの目印の場合があるのです。

本稿では、チラシに潜む危険性や防止策について解説していきます。

チラシが挟まっていたら要注意!すぐ防犯対策を

2021年における自動車盗難は約5.000件となっています。特にランドクルーザーやレクサスLXなど特定の車種が狙われており、盗難を回避するためには、自分の車が狙われやすい車であるか把握しておくことが重要です。

ワイパーにチラシが挟まっていたら、まずは違和感をもつことが重要です。これはポスティングなどの一種ではありません。

さまざまな業界でポスティングが日常的に行われており、車買取業者のチラシもその1つであると認識しがちですが、チラシをワイパーに挟む行為こそ、犯罪に直結する行為と認識すべきでしょう。

©michael spring/stock.adobe.com

窃盗団は、チラシを挟む際に車のセキュリティ状態の確認をしたり、チラシが取り除かれる時間で所有者の行動時間や生活スタイルなどを確認したりします。チラシを使って車を盗むタイミングを見計らっているのです。

まずは、チラシに掲載されている住所や会社名、連絡先などをインターネットで検索し確認してみましょう。これらが検索しても実在しない時、チラシは窃盗犯の合図の可能性が高いでしょう。

こうした被害から身を守るためには、まず窃盗犯から目をつけられないことが重要です。定期的に車を動かす、チラシの内容を調べる、警察に相談をするなど車がしっかり管理されていることをアピールしておきます。

執筆者プロフィール
河野みゆき
河野みゆき
1975年生まれ。経理事務の仕事を経て、23歳で家業の自動車整備販売業を継ぐ。主な業務は自動車販売、車検業務、自動車保険の取り扱いなど。自動車に関する知識を女性目線で発信したいと思い、ライターとしても活...

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