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「過去には悲惨な死亡事故も」あなたの車は大丈夫?フロアマットが暴走事故の原因に

フロアマットの重ね敷きで『アクセルが戻らない』『ブレーキが踏めない』ことも

マットがずれてアクセルペダルを押してしまう恐れも

サイズが適合していないケース以外にも、「フロアマットの重ね敷き」も非常に危険な行為です。

『純正マットや高級社外マットを汚したくない』などの理由で、フロアマットを二重にして使用しているケースがあります。

しかし、重ね敷きをした場合、上のマットが固定されていないため、マットが大きくずれてしまい、アクセルペダルを押してしまうことも。また、マットの先端が丸くたわんでしまい、ブレーキペダルが踏めなくなってしまう恐れもあります。

フロアマットの重ね敷きは、『アクセルが戻らない』『ブレーキが踏めない』など、大変危険な事態を招きかねないのです。

汎用品を使用する場合はクルマに適合することを確認して

©︎Aleksandr Kondratov/stock.adobe.com

しかしながら、『純正マットを汚したくない』『違うデザインのマットに変えたい』などの理由から、純正ではなく汎用品の使用を検討している方もいるでしょう。

汎用品を選ぶ際の注意点について、カー用品店スタッフに聞いてみました。

「汎用品のフロアマットは、必ずサイズが適合しているものを使用してください。サイズが合わないものを使用すると、重大事故につながる恐れがあります。アクセルペダルが全開の状態でも、マットに干渉しないことをご確認ください。

また、マットを固定せずに使用すると、マットがずれてブレーキペダルを踏み切れなくなる恐れがあります。固定するためのフックも販売されておりますので、そういったものを併用してください。」

サイズが適合していても、ただ敷くだけではペダル操作で力が加わった際に、マットがずれてしまう可能性もあるようです。専用のフックも別途販売されているため、汎用品を敷く場合はフックを使って固定しましょう。

純正品や車種専用品であれば、サイズ・形状ともに適合し、固定もできるため、走行中にずれてしまう心配もそこまでありません。しかし、サイズの合わない汎用品を固定せずに使用した場合、危険な事態に陥る可能性があります。

フロアマット使用時は「サイズの適合」「マットの固定」が大切。『自分のクルマは大丈夫だろう』などと楽観視せず、改めて”足元”に気を配ってみてください。

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執筆者プロフィール
成田 佑真
成田 佑真
1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...

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