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【夏前に絶対にやっておきたい】簡単にできる車のエアコン自己診断、ポイントはたったの4つ
車のエアコン、いざ使う時になって故障はキツい!
車の冷暖房を切り替えるタイミングが、突然くることは珍しくありません。夏が訪れ、熱い車内でエアコンを使わず過ごすのは本当につらいものです。
しかし、エアコンの故障は予期せずやってくるもの。その時、急に整備工場やディーラーへ点検依頼をお願いしてもすぐに見てもらえるとは限りません。
故障を予見するためには、日ごろからの自己診断が重要になります。今からできる車のエアコンセルフ診断方法で、正常なエアコン機能を確認しましょう。
エアコンの仕組み、ひとつでも欠けると冷たい空気は出ない
車のエアコンは、冷却サイクルと送風システムで構成されています。
冷却サイクルでは、まず冷媒を圧縮し高温高圧のガスにします。ガスになった冷媒はコンデンサーで冷却され液体へと変わります。液体に変わった冷媒は低温高圧の状態です。このままエバポレーター内を通しても、冷房にはなりません。
そこで、蓄えられた低温高圧状態の冷媒を、エキスパンションバルブで高圧の状態から低圧の状態にし、霧状にしてエバポレーターへ送ります。圧力が下がり膨張することで、冷媒の熱エネルギーが奪われ、冷媒は一気に温度を下げエバポレーター内を通り、冷たい空気の送るための元を作り上げるのです。
エアコンから冷たい空気が出るのは、冷媒とエバポレーター、そして圧力を変えるコンプレッサーとエキスパンションバルブが正常に働いているためです。これらのどこか1つが欠けただけでも、正常な冷房機能は失われてしまいます。
- 執筆者プロフィール
- 河野みゆき
- 1975年生まれ。経理事務の仕事を経て、23歳で家業の自動車整備販売業を継ぐ。主な業務は自動車販売、車検業務、自動車保険の取り扱いなど。自動車に関する知識を女性目線で発信したいと思い、ライターとしても活...