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『ビッグモーター』が修理費“水増し請求”か…組織的関与疑いも「作業員のミスだ」

「意図的ではない、社長の指示もない」と主張

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自主調査により、複数の工場で水増し請求が発覚し、組織的な不正の指示があったことが疑われるビッグモーターですが、同社は兼重宏行社長の指示や組織的な関与はないと主張。

「工場と見積作成部署との連携不足や、作業員のミスなどによるもの」「意図的なものでないことを確認している」と報じられており、水増し請求の対象となった車の持ち主への経緯説明も行っていないようです。

なお、東洋経済によると、調査を要請した保険会社のうち損害保険ジャパン(損保ジャパン)は「組織的な不正の指示がなかったと確認できた」と報告し、追加調査は行っていません。

ほかの東京海上日動火災保険、三井住友海上火災保険は追加調査の実施を求めているようですが、ビッグモーター側が2022年7月以降に「東京海上と三井住友海上の自賠責保険を扱わない」という通知を社内に行ったと報じられています。

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過去には「自動車保険契約件数」めぐる不祥事

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ビッグモーターでは2016年12月から翌2017年2月にかけても、産経新聞により不祥事が報道されています。

報道によると、ビッグモーターの各店舗店長には月間の自動車保険件数に関する目標額が定められ、目標を下回った店長は、目標を上回った店長に対して現金を罰金として支払う慣行があったとしていました。

ビッグモーター側はこれを事実と認めながらも、会社からは一切強制しておらず、不満がある店長がいるなら現金授受をやめるよう指示したと説明し、あくまでも店長が自主的に行っていることを強調しています。

しかし、兼重社長の名前で送られた『保険選手権大会に関して』という件名の社内メールで、罰金の金額を社長自らが設定していたことを示す内容があったと報じられました。

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