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春から夏に注意!クルマを運転中「車内に蜂!」予防法や車外への排出方法は?
昨今、室内だけでなく車内の換気も欠かせません。これから暑くなると、虫の動きも活発になってきます。そうなってくると困るのが、走行中の車内に虫が入ってくることです。
人間に害のない小さな虫であればまだしも、蜂などの害虫が車内に入ってきたとなると冷静ではいられません。
運転中、車内に突然害虫が入ってきたら、どう対処すればいいのでしょうか?
突然の害虫混入には空気の流れを活かして追い出す
まずはじめに思いつくのが、虫を潰すということ。しかし、動き回っている虫を潰すのは、運転中であることを考えるととても危険です。よそ見運転になるだけでなく、ハンドル操作がおぼつかなくなり、ふらついたり、車線から逸脱してしまったりする可能性があります。
窓を全開にして出ていくのを待つのも、その間に刺されてしまうかもしれません。
車内に蜂などの害虫が入ってきた場合、どのように対処すればいいのか、害虫駆除を営む業者の方に聞いてみました。
「最近は、車の換気を行うために窓を開けて走行しているドライバーが多く、車内に蜂や虻、蚊が入り込んでしまい、どうすればいいかという問い合わせを受けることが増えてきました。
大切なのは、すぐに停車して車外へ避難するということに尽きます。車内専用の防虫剤や小さなハエたたきのような駆除グッズを準備しておくことも重要ですが、突然入り込んできた虫に対処するのは困難です。安全な場所へすぐさま停車し、害虫を車外へ追い払うなどの駆除ができるようにしてください。」
車を停車させることが難しい場合は、空気の流れを作ることで、車内に入り込んだ虫がスムーズに外へ出ていけるようにするのもおすすめです。
空気の流れを作るためには、対角線上にある窓を少しだけ開けておきましょう。例えば、前席右の窓と後席左の窓を開けておく、あるいは、前席左の窓と後席右の窓を開けておくという方法です。
1つの窓を全開にしてもなかなか出ていってくれないときは、対角線上の窓を2箇所開けてみましょう。ちなみにこれは車内の最も効率的な換気の方法と言われています。
車専用の防虫剤などを活用しよう
車内には、蜘蛛やダニなどの害虫が入り込むこともあります。こうした害虫を防ぐには、普段から車内の清掃をしておくことが重要です。車内に落ちている食べかすやちょっとしたゴミはダニにとって格好の餌となるからです。
突然のことでなければ、車専用の防虫剤なども効果があります。エアコンの吹出口に取り付けるタイプの防虫剤や、人の肌にスプレーするタイプの虫よけスプレーをあらかじめ車のシートなどに塗布しておくことも、蜘蛛やダニなどの害虫には一定の効果があると前述の担当者は言います。
ただし、高温多湿になりやすい車内に、スプレー缶タイプの殺虫スプレーを入れておくと、スプレー缶が膨張して暴発する危険があるので絶対にやめましょう。
害虫対策は、車内の清掃をこまめに行い、走行中は空気の流れを作っておくことが重要です。さらに、防虫剤などを活用して、車内の害虫駆除対策に気を配ってください。
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- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...