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「GSじゃなくてSS?」ガソリンスタンドのコンビニやカフェ併設店舗が増える理由に納得

「ガソリンスタンド」は海外では通じない?

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ガソリンスタンドをよく見ていると、「震災対応SS」や「住民拠点SS」といった表記があり、SSという表記を見つけることができます。

また、JA全農が展開するガソリンスタンドは「JA-SS」という店名になっています。

しかし「ガソリンスタンド」という名称から考えると、SSではなく「GS」という表記が正しいようにも思えます。

実は「ガソリンスタンド」は、いわゆる和製英語であり、正しい名称ではありません。

消費者はガソリンスタンドと呼ぶことが多いですが、石油の元売り会社や販売店、経済産業省などは、ガソリンスタンドのことを「SS」と呼びます。

ちなみに、アメリカ英語では「filling station」もしくは「gas station」イギリス英語では「petrol station」と呼び、ガソリンスタンドと呼ぶのは日本だけです。

ガソリンスタンドの正式名称「SS」とは何の略?

©beeboys/stock.adobe.com

ガソリンスタンドを表す表記である「SS」は「サービスステーション(service station)」の略です。

ガソリンの給油はもちろん、他の商品やサービスを消費者に提供する場所のことを指します。

例えば、灯油やエンジンオイルといった油脂類はもちろんのこと、油外商品と言われるガソリン・灯油等の燃料以外を幅広く扱っています。洗車・整備・車検といった車のメンテナンス業務のほか、レンタカーやカーリース、車両の販売を行う事業所も多いです。

さまざまな商品を「サービス」と一括りにして、サービスを取り扱うステーション、つまりSSという呼び方が定着したということです。

執筆者プロフィール
Red29
Red29
1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...

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