F1に6輪車が存在していた驚くほど合理的な理由　ティレル「P34」

その終焉

結果を残した「P34」でしたが、サスペンションに大きな負荷が掛かることや専用の小径タイヤの開発をグッドイヤーが縮小したため、1977年度のF1終了とともに使用されなくなりました。

1983年のレギュレーション改正で6輪タイヤの使用も禁止されたため、今後F1で6輪タイヤを見ることもないでしょう。

愛され続ける人気者

「P34」活躍当時の人気は、タミヤをはじめ模型メーカー各社が発売したプラモデルやラジコンカーが、大変売れていたことからもわかります。

もちろん今でも人気です。短い間でレース界に大きな印象を与えた「P34」ですが、38年たった今でも人々に愛され続けています。