スズキ公式の“ドアなし”軽トラ、市販化の可能性は？スーパーキャリイマウンテントレイル【TAS2024】

東京オートサロン2024に登場したスーパーキャリイのカスタムカー

2024年1月12日から14日までの3日間、幕張メッセでカスタムカーとその関連製品の世界最大級の展示会「東京オートサロン2024」が開催されました。出展者数378社、出展車両台数893台、3日間の参加人数は累計23万人を超え、閉幕しました。

スズキは、東京オートサロン2024でインパクトのあるカスタムカーを発表しました。その名も「スーパーキャリイ マウンテントレイル」。

ひと目見て、軽トラックを改造したことは明らかですが、一体どのような目的でカスタムされたモデルなのでしょうか。

コンセプトは「仕事も遊びも全力で」！

スーパーキャリイ マウンテントレイルは、スズキが提供している商用軽トラック「キャリイ」がベースとなっています。その中でも室内空間を拡大した「スーパーキャリイ」が使われています。

開発の経緯や具体的な用途について、担当者に伺ってみました。

「スーパーキャリイ マウンテントレイルの開発コンセプトは、仕事も遊びも全力で楽しむ大人たちです。そのため、デザイン性を最優先しつつ、実用にも耐えうる機能を盛り込みました。

一番のトピックはドアをなくしたことです。そのかわりにパイプフレームを設置。乗降性がよくなっただけでなく、視認性も良くなったと思います。」

山岳地帯を走るとき、一番に気をつけたいのが脱輪です。しかし、ドアがないことで路面状況がよく見えるようになります。こうしたカスタムは、デザインのインパクトだけでなく、乗降性や視認性の向上といった多くのメリットがあります。

スーパーキャリイ マウンテントレイル、市販化はされる？