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スズキ公式の“ドアなし”軽トラ、市販化の可能性は?スーパーキャリイマウンテントレイル【TAS2024】

春~秋にかけてのトレッキングや釣りに最適!

具体的にどのような使い方を想定しているのかについても話を聞きました。

「ドアがないので雨や雪の強い時期は向いていないかもしれないですね。そのため、比較的天気のいい春から秋にかけてのアウトドアに最適だと思います。

例えば、荷物が少なくてすむようなトレッキングや釣り、グランピングなどには最適ではないでしょうか。

スーパーキャリイ マウンテントレイルは、カジュアルな運用を想定していますが、仕事で使うのにも向いていると思います。

例えば、森林を伐採するためのポイントに向かったり、農作業するための畑に向かったりするのには適していると思います。」

多くの道具を積み込むことはできませんが、それでもルーフにはボックスを収納できるラックを備えていますし、荷台部分には、通常の軽トラックと同じくらいの容量を確保しています。

2人分の移動と仕事道具の運搬には余裕で対応できるはずです。

軽トラックの幅広い分野での活躍を期待

通常のキャリイやスーパーキャリイでは選択できないオフロードタイヤを履いているため、悪路走破性が格段に向上していることも特筆すべき点でしょう。

さらに、軽自動車サイズであるため、普通乗用車では走行が困難な狭い道でも、スーパーキャリイ マウンテントレイルなら走行できてしまいます。

キャリイをベースにした小さいボディサイズも、悪路を走行する上での大きなメリットとなっているのです。

現在はコンセプトカーであるため、販売の予定はないそう。しかし、スズキはスーパーキャリイをベースとしたコンセプト実用車「スーパーキャリイ Multipurpose Special Vehicle」を公開。

その中では、小型消防車「シティ レスキュー」や小型森林パトロールカー「パーク レンジャー」などのカスタムカーをイメージしたイラストも公開されました。幅広い分野での活躍を想定しているようですね。

スーパーキャリイ マウンテントレイルは、これまで考えてこなかった軽トラックの活用方法を格段に広げていく存在になると思います。実用化、市販化がされればさまざまな分野で活躍できることは間違いないでしょう。

撮影・文:室井大和

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執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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