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【カーシェアorマイカー】「カーシェアで十分だと思っていたけど…」カーシェア派からマイカー派に目覚めた人たちのエピソード
もらい事故なのに、俺が払うの…?

カーシェアやレンタカーは維持費がかからない一方で、「事故やトラブルが発生した際の負担」について十分に理解しておく必要があります。
事故で車両が使えなくなった場合の営業補償(NOC:ノンオペレーションチャージ)や保険の免責分、あるいはパンク時のタイヤ代など、トラブルの際に「自分が負担するの?」と驚いてしまう人もいるでしょう。
「ずっと中央線や東西線が使えるエリアで暮らしてきたので、人生のなかで『車が欲しい』と感じる瞬間はほとんどなかったんですよね。
ただ小旅行が好きなので、月に2回くらいレンタカーを借りてぶらっと出かけることがあって。最近はそこそこお金に余裕が出てきたので、自分の車を買ってもいいのかな、とは思っていました。
でもまぁ、使う頻度を考えればレンタカーの方が全然安いですし、それなら投資にお金を回した方がいいなと、購入には至っていなかったんですけど……。
あるときレンタカーを借りて走行中、信号待ちでもらい事故に遭ってしまったんですよね。わき見運転の車に追突された形で、こちらにまったく非はありませんでした。
どうにか自走で帰ったのですが、返却時に営業補償や保険の免責分といった名目で、7万円くらいの支払いが発生してしまって。そこで何というか、自分の車じゃないのに、無過失の事故の責任を取らなきゃいけないことが理不尽に感じて。
腹が立っていたこともあり、いっそ自分の車を買ってしまおうと、その翌週にマツダ3を契約したんですよ。
買ってみるとめちゃくちゃ快適で、『いつでも好きなところに行ける』という精神的な自由さは想像以上でした。毎週どこかしらに出かけているので、1年で2万キロ以上走って……。ライフスタイルがまるまる変わった感覚がありますね」(30代男性)
カーシェアを利用する際の出発手続きは簡単ではありますが、「いつでも好きに乗れる」という点ではやはりマイカーに分があると考えられます。「とくに用事はないけど、なんとなくドライブ」という使い方も魅力的ですね。
なお多くのレンタカーやカーシェア会社では、事故やトラブル時の追加支払い分を免除するためのオプション補償もあるので、利用時には検討するとよいでしょう。一方で、こうした「契約面の誤解」に煩わされない点は、マイカーの大きなメリットかもしれません。
隣家の物が強風で飛ばされて愛車にゴツン!傷が入った!当然弁償してもらえると思っていたら…
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...