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「日常使いの手頃な小さい車」なら軽自動車とコンパクトカーどちらを買うべき?“車販売のプロ”の回答が「そうだったのか!」
さまざまな車のジャンルのなかでも、日常の足として便利なのが軽自動車やコンパクトカーです。
免許を取って最初の車としてもピッタリのジャンルですが、実際に購入するにあたって「軽かコンパクトか」を迷う人も多いのではないでしょうか。
今回は軽とコンパクトを比較する際のヒントについて、「車のプロ」たちに話を聞きました。
「将来の売値」を考えると軽一択?
まずは関東圏内にある中古車ディーラーのスタッフに話を聞いてみます。車を売る立場にある人物からは、一体どんな見解が聞けるのでしょうか。
「コスパの面で考えると、新車で買うなら軽、中古で買って乗り潰すならコンパクトがお得かと思います。軽の新車は一見割高に思えますが、中古市場で人気があるので、後々売るときにかなり高値で引き取ってもらえるんですよね。
とくにN-BOXなどのスーパーハイトワゴンはリセールバリューが高く、条件にもよりますが、現状の相場であれば3年乗っても新車価格の7割くらいのリターンは期待できるイメージです。普通のコンパクトカーだと、やっぱりこのレベルの残価率はちょっと難しいですよね。
もちろん裏を返せば、コンパクトカーは軽に比べると中古相場が低くなりやすいといえます。なので、たとえば3年落ち~5年落ちの中古を買って乗り潰すのであれば、コンパクトのお得感が強くなりますね。
もちろん維持費的には軽の方が安いわけですが、『なるべく車体を安く買いたい』あるいは『性能に対してお得感のある買い物がしたい』というのであれば、中古では軽よりコンパクトがオススメですね」(中古車ディーラースタッフ、勤務歴9年)
車にかかる費用を考えるうえで、「売るときにどれだけ高く売れるか」というのはたしかに重要なポイントです。
中古車の値段は「車のもともとの性能や価格」に加えて「実際の需要量」によって大きく左右されるため、人気のある軽自動車は「売るときに高いけれども、中古で買うときにも高くつく」といった傾向にあるようです。
「軽なら軽油だよね」後を絶たない“燃料の入れ間違い”…うっかりで高額な出費に
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...