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「日常使いの手頃な小さい車」なら軽自動車とコンパクトカーどちらを買うべき?“車販売のプロ”の回答が「そうだったのか!」
よく高速に乗るならコンパクトが有利
続いては、都内の修理工場で整備士を務める方に話を聞きました。日頃から車の内部構造に触れている整備士は、軽とコンパクトをどのように評価するのでしょう。
「自分が乗るならコンパクトを選びますね。軽の維持費の安さは魅力ですけど、やっぱり車としての性能を考えたときに、総じてコンパクトの方が優れていますから。
軽はパワーの上限が64馬力と定められていますけど、とくに最近の軽は装備が充実するかわりに車体が重くなっているので、そこが走るうえでのネックになるんですよね。燃費は伸びにくいですし、夏場なんかはエアコンにパワーを食われて加速が鈍くなったり。
もちろん近場の買い物や送迎にしか使わないのであれば、それでも十分ではありますが、ちょっとした旅行なんかもカバーしようとすると、物足りない部分は出てくるかなと思います。
あと、軽はパワーに余裕がないので、日常的な使い方でもエンジンの回転数が高くなりやすいんですよね。そのぶんパーツに負荷がかかってきますから、耐久性の面でもコンパクトが有利になると思いますよ」(修理工場整備士、勤務歴11年)
車としての性能や、耐久性の面からコンパクトカーを推奨する意見が提示されました。もちろん一口に整備士といっても考え方はさまざまですから、また違った意見をもっている方もいると思われます。
一方で、これまでのお話をふまえた傾向として、とくに中古で買うのであれば「コンパクトの方が性能に対する割安感がある」という点は指摘できるのかもしれません。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...