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これ知ってれば教習所でドヤ顔できる?インストラクターが「こいつできるな…」と思う教習生の意外な共通点
大事なのは技術よりも精神面?
インタビューを進めるなかで、「操作の正確さ」よりも多く挙げられていたのが「精神的な面での運転適性」というポイントです。他者の命を奪うこともある自動車を扱うにあたって、責任ある振る舞いができるドライバーを「上手い」と考える指導員も少なくありませんでした。
「教える側の立場もあると思いますが、こちらの指摘をすぐにフィードバックできる教習生は運転適性も高い傾向にあるように思いますね。技術面というより、精神的な面で適性があるといか。
反対に、技術的なレベルが高くても、自分のなかで『こうでなきゃいけない』というのが強すぎると、公道を走るうえでは危うさがあるように思います。公道にはさまざまな交通主体が走っていて、それぞれ見えているものが違いますから、安全運転のためには『相手の目線』を考えられることが何より大切です。
そういう意味で、自分とは違う人の指摘や意見に耳を傾けられる人は、ドライバーとしての適正が高いように思います」(都内教習所指導員、指導歴11年)
たしかに公道を走るうえでは、「自分の目線」だけではなく「相手がどう動こうとしているか」にまで気を配ることが大切です。相手の立場に立つという意味で、「人の話を素直に聞ける心」は安全運転にも通じるところがあるのかもしれませんね。
「身の丈にあった車」がどれもデカすぎない?今のドライバーの“車幅感覚”
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...