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「運転中どうすればモテるのか」運転手に胸キュンした瞬間を聞き取り調査!
いつの時代も、「運転中どうすればモテるのか」は多くの人にとっての関心事です。
以前から、「助手席に手をかけてのバック駐車」や「急ブレーキ時に手でガード」といった動作が定番のモテ仕草とされていますが、「狙いすぎでイヤらしい」といった声も聞かれます。
今回は実際に、どのような状況で、どんな行動が「胸キュン」につながったのかについて、聞き取り調査を行いました。
いざという時の「頼れる行動」はテッパン
運転中であろうとなかろうと、「余裕のある振る舞い」はやはり魅力的に映るもの。スムーズな車線変更や柔らかいブレーキングといった操作面のほか、道を譲るなどの精神面も大きな要素です。
なかでも、非常事態における振る舞い方はしばしば「その人の本質が現れる」ものと見なされます。「どうしよう」という状況で冷静な判断を下せる人は、信頼感を得やすいといえるでしょう。
「今の夫と、昔二人で旅行に出かけた時のことです。旅館に泊まった翌朝、運転席に乗り込んだ彼氏の様子がおかしくて。
どうやら、エンジンがかからないようなんです。『よりによって、なんで今……』と思いましたが、その前の夜、車に置き忘れた荷物を取りに行った時、私が室内灯を点けっぱなしにしたのかも、と思い至りました。
とても焦りましたが、彼はすぐに旅館の人に声をかけて、宿の車を隣に移動してもらって……何をするのかと思っていていると、トランクから赤と黒のケーブルを取り出して、バッテリー同士をつなぎはじめました。
それから10分しないくらいで、彼氏の車のエンジンがかかりました。冷静にトラブルに対処していたのもそうですが、緊急時に私の失敗をまったく責めずにいてくれて、『この人となら大丈夫だ』と思えましたね」(30代女性)
バッテリー上がりの救援に用いられるブースターケーブルは、他車のバッテリーから電力を供給してもらうためのアイテムです。
非常時のために車載しておきたいカー用品の1つですが、実際そうした場面でスムーズに対処できる人は、やはり「頼れる」と思われることでしょう。
ドライブデートで起きた素敵な化学反応
運転中に感じる相手からの気遣いも、心を揺さぶるポイントです。エアコンの温度をはじめ、車内の快適性に関わる部分のほか、ドライブ中に流す音楽などセンスが問われる局面も。
「付き合う前に二人でカフェに行った時、偶然かかったエド・シーランの曲に『これヤバいね』と盛り上がったことがありました。
言葉では難しいですけど、二人でうっとり聞き入って、特別な時間を共有しているなって感覚があって、はっきり彼のことを意識しはじめたのもその頃からです。
それから、最初のドライブデートで湘南の方に行った帰りに、海の向こうの夕日を車内から眺めているところで、彼がその曲をかけて……ぶわっと鳥肌が立つような感じがしました。『あ、今、同じ世界を見てるんだ』って、直感的に思ったというか。
そのまま、当たり前のように付き合うようになりましたね。曲を聴きながら、『付き合おうか』『うん』みたいな」(30代女性)
さりげなく演出されたムードは、お互いにとって心地よく感じられるもの。そうした空気感をおのずと察しあえる関係性に、運命を感じてしまう人も少なくないでしょう。
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...