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今や押されることのない「あのスイッチ」…期待してたのに“宝の持ち腐れ”になった車の機能・装備まとめ
押されることのない「あのスイッチ」
車選びにおいて、「燃費のよさ」は無視できない要素です。近年では「エコ」や「スポーツ」など、スイッチ1つで走行モードを切り替え、場面にあわせた走り方ができる車種が増えています。「モードチェンジができる車」と聞くと、なんだかワクワクしてしまいますが……。
「走行モードを切り替えるスイッチは、買ってから数週間で使わなくなりましたね。エコモードでは加速がモッサリしすぎるし、スポーツモードにしても日常的な場面ではあまり変化を感じないので、ずっとノーマルモードで走っています。
妻と共用で使っている車ですが、妻の方はそもそも切り替えスイッチを押したことすらないようです。『同じ車なんだから、別にどれも一緒でしょ』と。せっかくの機能なのにメーカーさんには申し訳ないですが、結局自分もそういう使い方をしてしまっていますね」(40代男性)
モードの切り替え時にどのような変化が生じるのかは車種によって異なり、アクセルレスポンスが変化したり、シフトチェンジのタイミングが変化したりと、操作感に違いが生じるような設定がなされています。
スポーツカーなどではサスペンションの設定や排気音にも変化が生じる車種がありますが、あまり走りにこだわらないドライバーにとっては、複数のモードがあっても「無用の長物」と感じられてしまうケースがあるのかもしれません。
あれだけ欲しかったオプションが今や……
車のオプションのなかには、ドライバーのさまざまな「コダワリ」に応えてくれる装備が用意されています。利便性や快適性に関わる装備のほか、スポーツ走行やドレスアップを目的とする装備などが見られますが、乗っているうちに当初のコダワリが色あせてしまうこともあるようです。
「結婚してからファミリーカーを買いました。それまでマニュアル車に乗っていたので、ギアチェンジが自由にできるよう『パドルシフトだけは絶対につけたい』と妻にお願いし、オプションで装着したんです。
ですが期待しすぎたのか、納車後にパドルでシフト操作をしていても、自分でギアを変えている実感がなく、少しずつ使わなくなり……。
それからまた車を買い替えるときには、妻から『あのパコパコするやつはもういらないんだよね?』と強めの圧で言われてしまいました」(40代男性)
ステアリングから手を離さずにシフト操作ができるパドルシフトは、もともとF1カーに搭載され、それ以来スポーツカーを中心に採用例が広まりました。現在ではミニバンや軽自動車など、車種を問わずオプション設定されている例も多く、軽快な走行感を重視するドライバーに人気の装備です。
とはいえマニュアル車とは操作感が大きく異なりますから、「自分で操作している感覚」を愛好しているドライバーにとっては物足りなく思える部分もあるのかもしれません。
1台の自動車は、メーカーが研鑽した「技術の結晶」であり、数え切れないほどの創意工夫が凝縮されています。そのなかには、普段乗っているドライバーでも気づかないポイントや、日常的な場面では使われない機能などもあるでしょう。
みなさんの愛車には、「そういえばコレ、使ったことないな……」という機能はありますか?
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...