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《車に理解のある彼女》結婚後もMT車に乗れる…ハズ!?結婚にまつわる車のエピソード

結婚は人生のなかでも大きな転機です。愛を誓いあった相手との新たな生活は、自然と心も躍るものでしょう。

しかし生活を共にすることで、今まで見えなかった部分が明らかになることもあります。そうした価値観の違いは、車の購入や維持をめぐる意思決定の場面で「すれ違い」の原因になることも。

今回は既婚者の方々に話を聞き、「結婚を機に生じたカーライフの変化」についてのエピソードをまとめました。

“趣味に理解のある彼女”とゴールイン!結婚後もMT車に乗れるハズが……

©twinsterphoto/stock.adobe.com

車を趣味としている人が、「結婚後に好きな車に乗れなくなった」というのはよく聞く話です。子育てや老後など、二人の将来を考えると、やはり独身の頃のようにお金を使うわけにはいかないでしょう。

「今の妻と結婚する前は、ずっとスポーツカーに乗っていました。付き合っている頃から私の趣味を理解してくれていて、『将来は自分もMT免許を取る』なんて言ってくれていたんです。

しかしいざ結婚すると、妻は経済的で便利な軽自動車にしたいと。少しショックでしたが、私自身、収入的にも将来的にも不安な面はありましたので、軽にすることを受け入れたんです。

キツかったのは、車種の選択肢をまったく与えてもらえなかったことです。私としては、S660やアルトワークスとまではいかなくとも、N-ONEやキャストスポーツあたりを落とし所にできればと考えていました。でも、妻はもう『N-BOX一択』で動かず、他の車を見に行ったときには席に座りもしませんでした。

結局N-BOXを買い、あまりの便利さに納得してしまう自分もいて、乗るたび『あぁ、結婚ってこういうことなのかな』と感じています」(20代男性)

結婚生活では夫婦での相談が欠かせません。大きな選択の場面で一方だけの意見を通してしまうと、わだかまりが残ってしまうこともあります。ただ上の例のように、相手の要求を全面的に受け入れることも、ときには大切なのかもしれません。

新車を運転するのが怖くて3ヶ月経過、まさかの展開に

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結婚を機に、それまでのライフスタイルが大きく変わる人も多いでしょう。とくに結婚後は「共有財産」という観点が生まれ、「夫婦の車に傷をつけたら相手に何と言われるか……」といった悩みをもつ人もいるようです。

「結婚して夫婦の車を買ったのですが、それまで私はほとんどペーパードライバーでした。運転が不安で、納車されてもピカピカの車を傷つけるのが恐ろしくて、はじめはずっと助手席で夫に見てもらっていたんです。

なかなか一人での運転に踏み切れなかったのですが、夫から『いつかは傷つくんだし、ぶつけても大丈夫』と言われ、それから少しずつ運転するようになりました。

でも、購入から3ヶ月くらいで、夫の方が車をぶつけてしまったんです。あからさまに気落ちして、買い替えたいとまで言い出す始末で、呆れながらも『私がぶつけていたらどうなっていたんだろう』と恐ろしくなりました」(30代女性)

新車を傷つけてしまったショックは大きなものですが、だからといって買い替えまで認めるわけにはいかないでしょう。おそらくご夫人は、相手のミスは許せても、自分のミスは許せないタイプなのかもしれませんね。

執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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