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「国民が熱狂したあの日」嬉しさのあまり追突注意!?バックミラーに映ったまさかの光景
熱視線の先には国民的野球イベント
信号待ちにおいては、ドライバーや乗員がナビなどを操作していることがあります。普段であれば特段気にならない光景でしょうが、なにやら後続車のドライバーがやたらと画面に熱中しているところを目撃したという方も。
「外回りの営業に出ている最中、赤信号で後ろに商用車が止まり、バックミラーに目をやると、作業服の男性3人がナビの画面を食い入るように見ていました。
普段なら『何をそんなに熱中しているんだろう』と不思議に思ったでしょうが、その日はWBCの決勝だったんですよね。私はあまり野球に興味がないのですが、社内で有休を使う人もいたので、すぐにピンときました。
私は後になって優勝したことを知りましたが、そのときはとりあえず、追突されないようチラチラ後方を確認しながら運転していましたね」(40代男性)
2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)は、決勝戦の視聴率が40%を超えるなど、国民的な盛り上がりを見せました。日本時間では平日午前中の開催であったことから、業務中にどうにか見ようとしていた人たちも多くいたと思われます。
しかし、停車中であれば危険は少ないとはいえ、ハンドルを握っている状態で別のことに集中するのはリスクがあります。運転中にナビやスマートフォンの画面を注視することは道路交通法でも禁じられていますので、ドライバーの方は気になることがあっても、視線はしっかりと前に向け、周囲の状況把握に努めましょう。
迫り来る後続車のボンネット
運転中にバックミラーを確認した際、「後ろの車が近すぎるな」と車間距離が気になることもあるかと思います。次のケースでは、どうやら「近い」どころでは済まなかったらしく……。
「片側1車線の道路を直進中、前の車がなんだかフラフラと迷ったような進み方をしていて、後続車が詰まっていました。案の定というか、その車は交差点でもないところで突然ブレーキを踏んで、右側にある施設に入ろうとしたんですね。
私も少し強めのブレーキで停止したのですが、イヤな予感がしてパッとバックミラーを見た瞬間、後続車のボンネットがありえない近さに映っていて……その瞬間に、後ろに大きな衝撃が走りました。
ぶつかる直前、相手ドライバーがスマホから顔を上げて、驚いて目を見開くまでの一瞬がやたらとスローモーションに感じましたね」(50代男性)
追突事故は例年もっとも割合の多い事故類型となっており、ドライバーの前方不注意がしばしば危険を引き起こしていることが推察されます。
警察庁交通局の資料によれば、2022年中に追突事故は91,835件も発生しており、これは車両間で起きた事故件数(251,549件)のおよそ3割を占めています。近年では衝突被害軽減ブレーキの普及などもあり、件数も減少傾向にありますが、ドライバーは前方をしっかり確認し、また十分な車間距離を取って走行することが求められるでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...