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「人は結婚と育児を経験しミニバンに乗って死ぬ」なんて言葉もありますが…“子育てとスポーツカーの両立”叶えた人はどうやった?

もともと車に興味ナシ、でも子どもが生まれ…

©buritora/stock.adobe.com

次に紹介するのは、5歳の息子さんを育てている30代男性です。なんでも、車の趣味に目覚めたのは「子どもが生まれてから」だそうで……。

「自分の場合、そこまで車が好きというわけではなかったんです。結婚前から私は通勤用の軽に乗っていて、妻は子どもができてから軽からシエンタに乗り替えて。別にそれで何も不満はありませんでした。

でも息子が車に興味をもちはじめてから、自然とスポーツカーのことを調べるようになったんです。息子と一緒に街中の車を見て、『あっ、GT-Rだ!』とか言い合うのが楽しかったんですよね。

それでちょうど、私の車が11年目の車検をどうするかというタイミングで、せっかくだしスポーツカーを買ってみたいと思ったんです。妻は最初『本気でいってるの?』という感じでしたけど、スポーツカーは価値が落ちにくいという話を又聞きで伝えて、何より息子も喜ぶだろうということで、GR86を買いました。

最初はマニュアルの操作に苦労しましたけど、通勤も楽しくなりましたし、息子がドライブではしゃいでいるのを見ていると、買ってよかったと思います。軽に比べると維持費はかなり高くなりましたが、妻もそれだけの価値があるとは思ってくれているみたいです」(30代男性・会社員)

スポーツタイプの車だけでは、子どもの送迎や荷物の多い買い物など、子育てのなかで不便に感じる場面も増えると考えられます。そのため「家にもう1台ファミリーカーがある」という条件は、趣味の車を購入する際の前提となることも多いでしょう。

さらにこちらのケースでは、「もともと車が趣味ではなかった」という点も大きいのかもしれません。結婚前から車にお金を注ぎ込んでいれば、パートナーから結婚後の生活を不安視されると思われますが、そうでなければ「新しい趣味」というフラットな見方をされるケースもあるでしょう。

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執筆者プロフィール
鹿間羊市
鹿間羊市
1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...

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