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「ウワァ…その気持ち良く分かる」新車気分が台無しになった瞬間のエピソード
新車の購入は、人生のなかでも一大イベント。購入を決めるときの「本当にいいのか?」というハラハラ感や、納車待ちのジリジリ感を経たあとで、実際に納車された瞬間の喜びは格別です。
せっかく高い買い物をしたのだから、新車気分は長く味わっていたいもの。ですが、さまざまなトラブルによって気分が台無しになってしまうこともあるでしょう。
今回はオーナーの方々に、「新車気分が台無しになった瞬間」についての話を聞きました。
この車、前からこんな感じだったっけ?
新車気分が台無しになってしまう代表的なケースは、やはり事故やトラブルで車が「傷物」になってしまうことでしょう。しかし、はっきりとしたダメージが残されなくても、ちょっとしたことが気になってしまうケースもあるようです。
「納車からまだ1ヶ月も経たない頃、出先で記録的なレベルの大雨が降ったんです。運転するときには少し小降りにはなっていたんですが、 マンホールから水があふれているような状態で、道路には枝や葉っぱがたくさん落ちていました。
狭い路地を走っているときに、いきなり高い段差を乗り越えたような衝撃が走り、急いで確認すると、道端に駐車場の段差を埋めるためのスロープが転がっていたんです。どうやらスロープ側からではなく、角の立っている側から乗り越えてしまったようで、かなり強い衝撃を受けました。
なんだかその衝撃で、せっかくの新車の足回りがおかしくなってしまった気がして、それからの道はずっと『こんな突き上げあったっけ?』と疑心暗鬼の状態でした。
その後、1ヶ月点検でチェックしてもらった際には何も異常は見つからなかったのですが、自分の感覚がすっかり信じられなくなってしまっていたので、運転するたび『新車の状態が崩れていないか』というのが気になって仕方ありませんでした」(30代男性)
高い買い物をしたあとですから、「どれだけ小さな異常も見逃すまい」という気持ちになるのも自然なことでしょう。
しかし心配するあまり、本来得られるはずの満足感が味わえなくなっては本末転倒です。あまり神経を尖らせず、シンプルに新車を楽しむ気持ちが大切なのかもしれませんね。
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...