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「契約後に買取額を下げられた?」ヤバい車の買取業者に当たったエピソード
車両を引き取ってもらったあと、まさかの……
売却が決まり、引き渡しが済んだあとも、さまざまなトラブルが報告されています。典型的なのが、「一度決まった買取額」を減らされてしまうというもの。
「一括査定のサイトに登録し、4つの業者に来てもらい、そのなかで一番高い金額を提示してきたところに売却を決めました。
ですが車を引き渡したあと、業者から連絡があり、『足回りにダメージが見つかったので提示した金額を支払うことはできない』と言われ、30万円ほど引いた額を伝えられたんです。
こちらとしては新車で買ってから5年間、普通に乗っているだけでしたし、引き取られる直前まで問題なく走っていたので、到底納得できず、車を返してもらうよう要求しました。
向こうは『欠陥が発覚した場合に減額の可能性があることは事前に伝えていた』と、しばらく渋っていましたが、契約書にはまだサインしていなかったので、どうにか話を白紙に戻せました。
結局、新しい車を買うディーラーで下取り扱いにしてもらい、もともとの査定額に近い値段で引き取ってもらえたので、結果としては悪くなかったです。前の業者に足回りについて指摘されたことも伝えましたが、とくに問題は見つからないとのことで、『安くするために難癖をつけられたのかな』と考えています」(40代男性)
自動車の買取業者は、一度ユーザーから車を引き取ったあと、入金手続きの前に再度査定を行うことがあります。そこで何らかの問題が見つかった場合、ユーザーに減額についての交渉をもちかけるケースは珍しくありません。
ユーザー側としては「一度決まった値段なのに」と思ってしまいますが、車を売却する側には「瑕疵(かし)担保責任」が生じます。修復歴やメーター改ざんなどの重大な欠陥を隠したまま売買契約を結んでしまうと、それが発覚した際に契約解除や損害賠償請求に応じる責任が生まれますので、売却時には車両状態を正確に報告することが重要です。
とはいえ上のケースのように、「高額な査定を最初に提示し、大きな欠陥がないにもかかわらず、引き取ったあとに値段を下げようとする」手口も報告されています。
買取業者を利用する際には、「この値段から下がることはない」といった口約束を鵜呑みにせず、書面をベースに契約内容を明確化しておくことが重要です。
なんとなく「大丈夫だろう」と考えず、契約書などで不透明なところがあれば納得できるまで説明を求めつつ、「あとに残る形」で話を記録しておく姿勢がトラブル防止には欠かせません。
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- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...