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【エピソード】青春のポンコツ編2(ダイハツ リーザTR-ZZ EFIターボ)

いかにも高そう、速そうなクルマ、大きいクルマ、立派なクルマに夢を求める人もいれば、気がつけばポンコツ街道まっしぐら、廃車寸前の軽自動車を起こして全日本ジムカーナで最新マシンへ挑む人もいます。

今回は筆者が若かりし頃の「青春のポンコツ編」パート2として、かつてジムカーナのために入手し、ジムカーナのために手放した1989年式ダイハツ リーザTR-ZZにまつわる話を、皆さんのカーライフの参考になればとお話します。

※前回の「ダイハツ ミラTR-XXキャブターボ編」はコチラ

2万円握りしめて買いに行ったら、5千円オマケしてくれた

20年前の2002年、ジムカーナというタイムアタック競技のドライバーだった筆者は、翌年から始まる従来より改造範囲の狭いN車両で、1,000cc未満(ターボ車は588cc未満)の「N1クラス」に参戦すべく、ベース車を探しました。

主力として想定されたのは初代ヴィッツでしたが、ダイハツマニアの筆者は1台くらい変わったクルマでもいいだろうと、ダイハツ550ccターボで最速リーザTR-ZZ(64馬力のEFI版)に決定。

競技車として完成直後のLuvixナカノリーザ550T(ダイハツ リーザTR-ZZ EFI) 撮影:兵藤 忠彦

しかし元からマイナーなリーザ、それも1年半ほどしか作ってないグレードは簡単に見つからず、全国の軽自動車専門店へ片っ端からメールすると、東京の某店から「ちょうど乗り換え客から引き取ったので2万円でいいよ」と返信が!

すぐさま仙台から東京へ走り、確かにあちこちガタガタなものの、試乗したら走るので即決!本気で買いに来ると思わなかった店主は驚き、5千円オマケしてくれました。

「原型留めてる!程度極上だな!」で全日本ジムカーナへ出撃

地元ショップへ陸送されると、チームの先輩は「どんなボロかと思ったら極上だな!」

運転席はドアノブで開かず、エンジン不調、ルーフは金ダワシでこすられザラザラですが、走れば問題なし。

カラーリングせずカッティングシートでごまかし、不要物撤去で軽量化、最低限の補強、バケットシートや4点ベルト、足回りとSタイヤだけ新品で、LSDや追加メーターの予算はありません。

全日本ジムカーナ2003第3戦N1クラスで5位入賞したLuvixナカノリーザ550T(ダイハツ リーザTR-ZZ EFI) 写真提供:兵藤 忠彦

幸いエンジンは洗浄だけで息を吹き返し、突貫工事で2003年3月の開幕戦(もてぎ北ショート)に間に合わせ、練習なしでいきなり実戦です。

商用登録の競技車は初めてなのか、出走前のガス検では係員が「Mハイフン(「M-」は商用車の排ガス記号)って何?」、会場のアナウンサーは「リーザなんてクルマあったんですか?」と、誰もが困惑するポンコツ「Luvixナカノリーザ550T」は、こうして走り出しました。

執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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