更新
「夫婦での車中泊が何故か警察沙汰に…」せっかくのデートや帰省が台無しになったドライブ旅行でのアクシデント
家族や友人とのドライブ旅行は、カーライフの大きな醍醐味です。移動中もプライベートな空間を保てるため、リラックスしながら自由な時間を楽しめるでしょう。
一方で、旅行にはアクシデントがつきものであり、バッテリー上がりやパンクなど「車ならではのトラブル」に陥る可能性もゼロではありません。今回は「ドライブ旅行でのアクシデント」について、エピソードを集めました。
「さすが雪国のドライバー」と思いきや…
土地勘のない場所に旅行する際、気をつけたいのが地域差による「道路状況の違い」です。とくに雪の降らない地域に住んでいる人が冬の雪国を訪れる際などは、経験したことのないような状況に出くわす可能性もあります。
「父の実家が雪国なのですが、就職してからは行く機会を見つけられずにいました。ちょうど祖母が米寿になるタイミングで連休があったので、お祝いで集まろうという話になり、駅からレンタカーを借り、父の運転で向かいました。
冬だったので雪は積もっていましたが、大きな道路はしっかり除雪されていますし、父は運転操作が丁寧なので、とくに不安には感じていなかったんです。ですがマイペースで進む私たちの後ろから、地元ナンバーの四駆がすごい勢いで抜いていったんですよ。
ゾッとしながらも『やっぱり雪国のドライバーは慣れているんだなぁ』なんて話していました。ところが、そのまま少し進み、下り斜面から急な右カーブに差しかかったところで、さっき抜いていった四駆が雪の壁に突き刺さっているのを発見して……。
ドライバーは70代くらいの男性で、父が声をかけたのですが、いくつか言葉を交わして父はすぐに車を出しました。なんでも、家族を呼んだから大丈夫だ、という話だったようです。慣れているというより、助けをアテにして無謀な運転をしているだけなのでは……と思ってしまいました」(30代女性)
もちろん、「雪国の人は雪道の運転に慣れている」という傾向はあると思われますが、必ずしもそれがすべてのドライバーに当てはまるわけではないようです。また4WDの車でも、高性能なスタッドレスタイヤを履いていても、スリップのリスクがなくなるわけではありません。雪道ではとくにアクセル・ブレーキ・ハンドルを丁寧に扱い、急な操作を避けながら運転することが大切です。
- 執筆者プロフィール
- 鹿間羊市
- 1986年生まれ。「車好き以外にもわかりやすい記事」をモットーにするWebライター。90年代国産スポーツをこよなく愛し、R33型スカイラインやAE111型レビンを乗り継ぐが、結婚と子どもの誕生を機にCX-8に乗り換える...