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【オービスの光り方】光ったら罰金?光る条件など紹介

オービスが光ったら罰金?

オービス光り方 光ったら罰金?
©kimkimchin/stock.adobe.com

オービスを光らせて速度超過で検挙されると、道路交通法に定められた処分を受けることになります。違反点数以外の処分は反則金、罰金、懲役のいずれかで、どのペナルティが科されるかは状況により異なります。

速度超過の度合いや違反歴などにもよりますが、固定式オービスを光らせた場合は罰金刑となる可能性が高いと思ってよいでしょう。一方、移動式オービスを光らせた場合は、比較的軽い処分である反則金の納付で済む可能性があります。

固定式オービスは赤切符レベルで光る

オービスによる撮影の基準は公表されていませんが、定説では「固定式オービスは赤切符レベルの速度超過で光る」とされています。赤切符レベルの速度超過とは、一般道では速度オーバー30km/h以上、高速道路では同40km/h以上を指します。

速度超過で赤切符を切られたドライバーが受ける処罰は、6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金のいずれかです。実際の処罰は裁判(略式となることが大半)によって決まり、多くの場合は罰金刑が科されます。

速度超過の具体的な罰金額はいくら?

速度超過に対する具体的な罰金額は、6〜8万円程度となるケースが大半です。ただし、制限速度を50km/h以上超えるような重度の速度超過で検挙された場合は、満額にあたる10万円の罰金を課せられる可能性があります。

なお、罰金の支払い方法は現金または銀行振り込みでの一括払いとなっており、分割払いは原則として認められません。また、罰金刑はれっきとした刑事罰のため、指定どおりに全額を納付しても前科が付きます。

移動式オービスは青切符レベルで光る場合がある

オービス光り方 移動式オービス
©Iveta/stock.adobe.com

移動式オービスは固定式と異なるルールで運用されており、青切符レベルの速度超過でも光る場合があります。青切符とは、違反点数6点未満の違反に対して交付される「交通反則告知書」の俗称です。

一般道ではオーバー30km/h未満、高速道路ではオーバー40km/h未満の速度超過が青切符レベルの違反となります。青切符を切られたドライバーへの処分は違反点数の加点と反則金の納付で、どちらも刑事罰ではないため前科は付きません。

速度超過の反則金はいくら?

速度超過した普通車に対する反則金額と違反点数は、次のように定められています。

  • 高速道路で35〜40km/h未満の超過=35,000円(3点)
  • 高速道路で30〜35km/h未満の超過=25,000円(3点)
  • 25〜30km/h未満の超過=18,000円(3点)
  • 20〜25km/h未満の超過=15,000円(2点)
  • 15〜20km/h未満の超過=12,000円(1点)
  • 15km/h未満の超過=9,000円(1点)

交通反則金の支払い方法は、金融機関での振り込みのみとなっています。分割払いは不可とされていますが、2024年度末以降はクレジットカードで決済できるようになるため、カード会社への分割返済が可能となります。

道路交通法について詳しく知り合い方はこちら

オービスの光り方

オービス光っている
©Christian Schwier/stock.adobe.com

オービスの光り方は機種によって異なり、モノクロ撮影する機種は赤く発光し、カラー撮影する機種は白く発光します。タイプ別にいうと、固定式オービスの多くは赤く光り、一部機種(LSM-300)を除く移動式オービスは白く光ります。

撮影時のストロボ発光回数は1回のみ。一瞬だけ強烈に発光することから、その光り方は雷に例えられます。夜間にオービスが光れば、前方の視界がパッと明るくなるため、ほぼ確実に撮影に気付くでしょう。

一方、昼間にはオービスの発光は見えづらくなります。白い光は特に昼間に認識しにくいため、移動式オービスに撮影されても気付かないかもしれません。

オービスについて詳しく知りたい方はこちら

オービスが光る条件

©Taku/stock.adobe.com

センサーが反応して光る

オービスはセンサーによって速度超過を取り締まる装置です。センサーには「ループコイル式」「レーダー式」「レーザー式」の3種類があり、これらのセンサーが速度超過する車を感知すると、カメラ部分でストロボ発光と写真撮影が行われます。

注意したいのは、オービスが監視できる範囲です。最新のオービスには1台で複数車線を監視できる機種があり、路肩から2車線の速度違反を同時に捉えて光る場合があります。

一定以上の速度で光る

先に解説したように、固定式オービスは赤切符レベルの速度で光ります。移動式オービスは青切符レベルの速度超過でも光りますが、具体的な取り締まり基準は公表されていません。

ただ、愛知県において15km/h超過で移動式オービスに検挙された事例があることから、少なくとも制限速度プラス15km/hは取り締まり対象になると考えられます。

なお、車のスピードメーターの表示と実際の車速には誤差があります。「15km/h以下の超過なら大丈夫だろう」と油断していると、思いのほかスピードが出ていて移動式オービスを光らせる結果になりかねないので注意しましょう。

200km/h以上の車は計測できない?

「オービスは200km/h以上で走る車には反応しない」と噂レベルで語られることがあります。実際はどうなのかというと、オービスの計測性能は機種により異なり、新型機であれば200km/h以上の速度を計測できます。

たとえば、旧型のHシステム(レーダー式オービス)である「RS-2000」は、最高で200km/hまでしか計測できません。一方、改良型の「RS-2000A」は220km/hまでの計測を可能としています。

また、ループコイル式オービスの新型機は最高240km/h、移動式オービス「MSSS」は300km/h以上の速度を計測できます。高性能スポーツカーでフルスピードを出しても、オービスからは逃れられないと思ったほうがよいでしょう。

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MOBY編集部
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新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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