ただの見栄？“不便な点”が多いのになぜ購入？左ハンドル外車派の声を聞いてみた

左ハンドル事情をカーディーラーに聞いてみた！

左ハンドル車に乗るユーザー事情について、BMWやMINIなどのモビリティ事業を展開する「バルコム」のカーディーラー（営業担当）に取材してみました。

まず最初に「左ハンドルこだわり続けている顧客はどれくらいますか？」と質問したところ、

「店舗によって異なりますが、左ハンドルへのこだわりと言うよりは、外車やクラシックカーなどの右ハンドル非対応の車が好きで、結果として好きな車が左ハンドルだったというケースが多い印象ですね」との返答がありました。

また「もともと“左ハンドルに慣れていた”という可能性もある」「（左ハンドル車を乗っていた人が）新たに購入されるときも、大体同じ左ハンドルの車を選ぶことが多い」と教えてくれました。

右ハンドルが主流の国内でも「昔の外車好きだから左ハンドルの方が運転しやすい」「車の運転はずっと左ハンドル」という人たちが少なからずいるようで、同ディーラーいわく“そういった人たちは、わざわざ不慣れな右ハンドルに切り替えない”という傾向が多く見られるとのこと。

さらに左ハンドル事情に踏み込むため、筆者は“現代の左ハンドルのニーズ”に対する意見も同ディーラーに尋ねました。

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左ハンドルへのニーズは今後どうなる？

取材したディーラーは「お客様は欲しい車or好きな車が左ハンドルだったというだけで、ハンドルで選ぶのではなく欲しい車or好きな車で購入していると思う」と持論を展開しています。

最後には「いまは右ハンドルの外車も多いので、左ハンドルのニーズはあまりないように感じる」という結論に。やはり“左ハンドル”は昔のステータスの1つに過ぎず、現代では一部の人にしか需要がないと考えるのが妥当なのかもしれません。

しかし左ハンドルのニーズは絶対にない訳ではなく、ネット上には「左ハンドル車がカッコいいと思う車好きは少なくない」「どの分野でもクラシック好きはいるし、左ハンドル車の需要はこの先なくならないと思う」などのコメントが上がっています。

今回は「左ハンドル」について掘り下げましたが、やはり“外車の右ハンドル化”が進んでいる影響で、よりマイナーなジャンルになるかもしれません。もし左ハンドルに興味が湧いたら、実際に乗っている人の声を参考にしてみてはいかがでしょうか？

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