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酔いやすい人は必見!車の中で“読書をしても酔わない”方法
そもそも、車酔いは何故起きる?

そもそも何故読書をしていると車に酔ってしまうのでしょうか?車に酔う原因には、以下のようなものがあります。
まず体の平衡感覚は内耳の器官で調整されます。しかし乗り物の揺れやスピードの変化によって、人の限界を超えて刺激として脳に伝えられるため、自律神経の乱れにつながるのです。
結果としてめまいや吐き気などの症状が乗り物酔いとして現れます。
例えば、停車中の電車から反対側へ動き出す電車を見るとこちらが動き出しているのかと錯覚してしまいます。このように目から入ってくる情報と、体で感じる情報のズレが乗り物酔いの原因となるのです。
他にもガソリンなどの臭いに刺激されて乗り物酔いになることもあります。
つまり車の中で本を読んでいるときにずっと下を向いていると、今車がどのように動いているかを把握しづらくなり、身体の動きと視界による自分の認識にずれが生じてしまい車酔いしてしまう、ということが考えられるんです。
ほかにも車酔いの原因にはその日の体調や睡眠時間の不足などの、さまざまな種類があります。次の項目からは車内で読書をする際に、気をつけたい点を見ていきましょう。
1.極度の空腹、または満腹の状態にならない
空腹、または満腹の状態は胃の動きが活発になり、平素でも気持ち悪くなることは多々あります。そんな状態で身体の揺れる車に乗っていれば、もはや読書どころではないかもしれません。
空腹は自律神経を乱す一因にもなるので小腹を満たしておく、くらいの食事はおすすめです。
2.身体をしめつける服を着ない

身体、特に腹部を締め付けるような服装は禁物です。胃の部分が押されていると、嘔吐感がこみ上げてしまう原因になります。
本を読んでいるときは下を向きがちですし、そもそも前屈みになることで胃が圧迫されやすくなっているんです。ネクタイやベルトはゆるめて、お腹周りをゆったりさせておきましょう。
3.本を見つめすぎない

車内での読書の際、ずっと下を向いて本ばかり見つめていることで、視界と身体の動きがずれていき、気分を悪くしてしまいます。また、揺れている車の中で細かい文字を追っていると、文字の小さなちらつきや揺れ方が気になって自律神経が乱れてしまい、これまた車酔いの大きな原因に。
空間の認識のずれは車酔いの予防には大事なポイント。10分読んだら窓の外を見る、カーブでは必ず顔を上げる、などのルールを決めて節度ある読書を心がけることが重要です。
「気にしすぎない」気持ちが大切

車酔いの原因を見てきました。
車酔いの原因の一つである、実際の身体の動きと自分の認識のずれ。車内で読書をするとそれを大きくしてしまうことが多いために、「車内での読書は酔いやすい」、というイメージにつながっているんです。
ですが、車酔いにはなんと「私は車に酔いやすいんだ」「車に乗っていると、気持ち悪くなってしまう」と強固に思い込むことで自律神経に悪影響を与え、本当に酔いやすくなってしまうという一面もあるのです。
「車の中で本を読むと、車酔いしてしまう」、という思い込みこそが、あなたの車酔いの原因だった、なんてこともあり得るかもしれません。
車内で読書を楽しみたいときは、上記の項目に気をつけつつも、「車には酔わないぞ」と気楽にしていることこそが、車酔いのための予防策としては一番大切なことなのかもしれません。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...