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車のデッドニングは意味あるの?防振効果や費用・DIY方法を解説
目次
デッドニングって何?
デッドニングとは、車に内蔵されているスピーカーの音を良くするためにドアに制振処理を施したり音の抜けを良くしたりする作業のことです。
車のスピーカーはドアなどに取り付けられていますが、ドアは薄い鉄板で振動もあり、ところどころに内側に向けて穴が開いているので機密性も高くありません。
そのため、スピーカーの振動がドアと共鳴してしまい、ビリビリと震えるようなビビリ音を発生させてしまったり、機密性が足りずにスピーカーの音が気の抜けた音になってしまったりする場合があります。
そこで、ドアに制振素材や吸音素材、拡散素材などを取り付け、音を良くし、余計なノイズを取り除くことがデッドニングです。
デッドニングは効果ある?意味がない?
デッドニングはどんな車でも確実にわかりやすく効果が出るというものではありません。デッドニングの施工の仕方、車種、スピーカーの種類などによって効果は変わってきます。
施工に関しては、デッドニングの専門店でやってもらった場合、カー用品店で行ってもらった場合、自分でやってみた場合など、満足度にばらつきがあります。
車種においても、安い車なら効果が出やすいですが、元々制振性の高い高級車の場合は差がわかりづらいものもあるようです。
デッドニングはロードノイズを低減する効果もありますが、高級車は元々静粛性が高いために違いが出にくいと言われています。
しかしドアスピーカーは基本的に音を鳴らすのに適した環境にはなっていないため、音にこだわる方であれば、正しくデッドニングすれば効果を実感できるはずです。
デッドニングのデメリット
重量が増えるのでドアヒンジや開閉時にドアが以上に重くなることがあります。また、純正システムなどに施工した場合に低域が少なくなったと感じることもあるようです。
デッドニングにかかる費用・工賃は?
自分でデッドニングを行う場合は、材料費なども込みでおよそ5,000円から20,000円ほどです。
専門店などでデッドニングをしてもらう場合は、工費込みで一枚5,000円から4万円ほどです。フロントドアのみならこの2倍、リヤドアもすべてデッドニング処理を施すなら4倍の費用がかかります。
オートバックスではネット注文で国産車限定の部品と取り付け工賃がセットになったお得なサービスもあるようです。
DIYでデッドニングする方法
■おおまかな手順
- ドアの内張りを外します。
- ビニールやブチルゴム、コード類などを外します。
- アウターパネルに防振材を貼ります。
- インナーパネルに防振材を貼ります。前面を覆うように貼り付けていきます。
- 内張りを元に戻します。
■必要な材料
- パーツクリーナー
- 内張り剥がし用の工具
- 制振シート
- 吸音シート
- 防音シート
- 防音テープ
- ブチルテープ
- ヘラなど
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...
- 監修者プロフィール
- 鈴木 ケンイチ
- 1966年9月15日生まれ。茨城県出身。国学院大学卒。大学卒業後に一般誌/女性誌/PR誌/書籍を制作する編集プロダクションに勤務。28歳で独立。徐々に自動車関連のフィールドへ。2003年にJAF公式戦ワンメイクレー...