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オートバックス(自動車量販店)のメンテナンス会員はお得?特典などを比較

車とメンテナンス

ボンネットか点検する男性
©Have a nice day/stock.adobe.com

カーライフを充実した楽しいものにするために、車をしっかりメンテナンスをすることが重要です。人によってさまざまなメンテナンスの方法がある中で、オートバックス(自動車部品量販店)のメンテナンス会員はお得なのかを考察します。

会員特典の比較

親指アップする2人の男性
© VadimGuzhva/stock.adobe.com

大手自動車量販店であるオートバックスでは、会員は大きく分け2種類となり、「ポイントを貯めるだけで、年会費はかからない無料会員」と、「年会費が必要なかわりに、特典が用意される有料会員」に分かれます。
有料会員にはランクアップシステムが採用されており、5,000ポイントや10,000ポイントなど、一定のポイントを貯めることで、通常かかるメンテナンス会員の継続費用などが免除される仕組みになっています。

同業他社であるジェームスと比較すると、無料会員登録をすれば「一部場合で工賃が無料になる」または、「工賃が会員価格」という特典が用意されます。
また、国内最大手のガソリンスタンドであるエネオスではオートバックス同様Tポイントが使える・貯まるため、会員費用を使用せず何らかのポイントを貯めること、サービスが受けられることという点に違いがないことが分かります。

ランクアップシステムを上手に利用するために

スーツを着た男が階段を駆け上がる姿
©Flamingo Images/stock.adobe.com

オートバックスの会員は、ラックアップシステムを採用している点が他社との違いになっています。

ランクは、「<標準>年会費用の必要なメンテナンス会員」、「<ゴールド>ランクアップ点数が5,000点(お買い物の都度、前回お買い物日からさかのぼって同年1月1日までと、その更に過去2年間)」、「<プラチナ>ランクアップ点数が10,000点(年1回12月31日時点で最大過去3年間分の実績評価)」となっています。

つまり、お金を使うことを前提にしたランクアップシステムを上手に利用するために、それにかかる費用を概算する必要があります。

そこで、2年で5,000点、3年で10,000点貯めるには、どのくらいの費用と回数が必要になるのか計算してみます(ポイント内容はオートバックスホームページにあるので、参照いただければと思います)。

基準として、1,000円の買い物を繰り返し、「1回15ポイント前後<標準>」、「1回20ポイント前後<ゴールド>」、「1回30ポイント前後<プラチナ>」で比較していきます。

基準とした計算式は、以下の通りです。
<標準>1000*0.5%(買い物ポイント付与率)+10(買い物有り来店ポイント)
<ゴールド>1000*1%+10
<プラチナ>1000*2%+10

まず、ゴールドに上がるために、2年間で5,000ポイントを貯めなければなりません。
計算すると、上記の買い物を2年間で、333回必要になります(166回/年なので2日に1回ペース)。

同様に、ゴールドからプラチナに上がるために必要な10,000ポイントは、基準の買い物をした場合、3年間で500回(166回/年なので2日に1回)となり、計算してみると変わりません。

以上のことから、比較的利用頻度が高く、高額の買い物が必要になることが分かります。
ものすごい量の買い物に見えますが、オートバックスで車検をすると1,000ポイントが加点になり、前提の点数付けになっているように見受けられます。
この条件に見合うユーザーであれば、お得になる可能性は高いといえるでしょう。

無料会員と有料会員どちらがお得?

天秤にかけらているお金
©Andrey Popov/stock.adobe.com

無料会員は年会費が発生せず、ポイントが貯まるだけなので会員の負担はありません。そのため、オートバックスを利用することが多い場合は確実に加入したほうがお得です。

問題は有料会員です。
有料会員になることで受けられる割引や特典等のメリットが、年会費より大きい場合は加入したほうが良いでしょう。今後オートバックスの利用ノウムに関わらずお得になる場合もあります。

例えば、タイヤローテション(前と後ろのタイヤを入れ替え、均等にタイヤを使うための作業)は有料会員サービスでは無料となるメニューで、通常価格2,200円とホームページに記載があります。

オートバックスのメンテナンス会員入会費用が1,100円、継続料が550円なので、タイヤを年1回点検もかねて、プロに見てもらうという点において、有料会員になっておくメリットは十分あります。

この費用が高いか安いかについては個人差があると思いますが、それ以外にもオイル交換の工賃が無料、バッテリー交換無料など自分で作業しにくい作業が組み込まれているので、年1回ローテーション+オイル交換をするような人であれば、入会費用は回収できるといえます。

想定している顧客

握手する2人の男性
©Pormezz/stock.adobe.com

ステップアップシステムを採用するポイントカードの場合、各ランクによって想定する顧客層が異なります。要するに、顧客が使ってくれる金額が高くなるにつれて、より質の良い特典を付与する仕組みになっています。

オートバックスの利用を例に考えると、週末の数千円程度の買い物であれば、無料会員相当。車の購入から、車検、廃車までのカーライフの一切をオートバックスで行う場合は、プラチナ会員相当になるでしょう。

今回比較対象にした、ジェームスやエネオスでは、少しオートバックスと考え方が異なるようです。

ジェームスのエンジンオイル交換では、会員価格は工賃から1,000円引き、店頭の缶オイルを買えば工賃無料、という特典を用意しています。
会員ランクで分けるオートバックスと異なり、ジェームズは曜日ごとにポイント付与率を変えるなど、違いがあります。

比較する前にすべきこと

車を購入する女性
©New Africa/stock.adobe.com

このように、各社によって会員特典やサービスは異なります。
これらの比較が難しくなる1番の原因は、自分の利用の仕方がイメージしづらいことです。

例えば、漠然と利用プランもないまま比較を始めてしまうと、回答がぼんやりしてしまいます。
まず比較する前に、自分がどういうお客なのか知ることが重要です。オイル交換しかしない、車内の充電器や芳香剤しか買わない、など具体的な利用をイメージしてみましょう。

会員システムは自分の購買スタイルと直結するため、自分がどういう顧客なのか客観視し、サービス内容が合致するお店を選択してみると良いでしょう。

執筆者プロフィール
MOBY編集部
MOBY編集部
新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...

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