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追突“された”のにゴールド免許じゃなくなることがある?過失の有無に注意
目次
車に乗らなければ乗らないほど取りやすくなる「ゴールド免許」
「ゴールド免許」は、免許を取得してから一定期間事故や違反を起こしたことがなければ、実際の運転歴や車の所有歴等は関係なく交付されます。
そのため、免許取得後一度も車の運転をしておらず、車の運転に慣れていない人でも、ゴールド免許の交付条件にあてはまれば“模範的なドライバー”とされる「優良運転者」となります。
「優良運転者」の5人に1人はペーパードライバーだとも言われているため、模範的なドライバーになるためには車に乗らないこともひとつの手段だと考えてもよさそうですが、「ゴールド免許」がほしいと考える人はほとんどが日常的に車を運転するドライバーでしょう。
ゴールド免許になると、更新時に発生する手数料も安く、講習時間も短いため時間の節約ができるほか、自動車保険等でも割引になることがあるなど、お金も時間も節約できます。更新自体も免許センターではなく最寄りの警察署で可能となり、これがゴールド免許で一番のメリットだとも言えます。
免許を取得したその日から目指すことは可能ですが、ゴールド免許が交付されるには5年から6年ほど経たなければなりません。
免許保有者の7割がゴールド!しかしその3分の1は…
交付条件は「無事故・無違反で免許を5年以上継続して所持」
ゴールド免許は3つの交付条件を満たすと、次回の更新時に交付されます。その条件は「運転免許証を5年以上継続して保有している」「誕生日の41日前から過去5年間無事故・無違反である」「重大違反教唆幇助、道路外致死傷がない」の3つです。
どれかひとつでも条件を外してしまうと、次の更新で免許証はゴールドではなくなってしまいます。ちなみに、次の更新でゴールド免許ではなくなることを「金メッキ」と呼ぶ人もいるようです。
なお、無事故・無違反のドライバーへの優遇措置として、1年間無事故・無違反で過ごせば違反点数は累積されないという仕組みがあります。2年間無事故・無違反に努めたドライバーであれば、その後に軽微な違反を1回したとしても、3ヶ月以上を無事故・無違反で過ごすことで違反点数は累積されません。
この優遇措置により違反点数がリセットされるため、「違反そのものがなかった」ように扱われると勘違いしてしまう人が多いようですが、実際には点数の累積がないだけで違反をしたことまでは消えません。ゴールド免許のドライバーが軽微な違反をしたとき、「3ヶ月違反がなければゴールド免許が維持できる」というのは勘違いです。
ゴールド免許を取得すれば、軽い違反は大目に見てもらえる…ということはありませんので、ゴールド免許を取得したあとも引き続き無事故・無違反に努めましょう。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...