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【原因解明】若者の車離れが止まらない理由6選と打開策
目次
若者の車離れの原因④ 様々な事情で乗れない
経済的問題で車を所有できない
現代の日本の情勢に特化したケースですが、一言でいえば景気が悪く、若者の平均収入が低いため高価な車をそもそも買うことが出来ない為、乗りたくても乗れないという若者も増えているといいます。
理由その3でも少し触れましたが、主な原因は
■お金がない
■場所がない
この2つです。
お金がないから車が買えない。
乗りたいけど免許を取るにもまとまったお金が掛かるから、取れない。
これは誰も文句が言えない至極まっとうな意見といえるのではないでしょうか。
車を持つという事が人生を豊かにし、自動車の所有に価値を見出し今にも乗りたいと思う若者に限って経済的理由で買うことが出来ないのは実に皮肉な事といえるでしょう。
経済的に余裕もでてきたし車でも買うかと思いたち、税金とかその他もろもろの維持費をざっくり計算したら予想以上に高くてビックリした笑
そりゃ若者の車離れ加速するわ。若者が悪いのではない。政府が100%悪い。— tmykkt (@tmykkt87) 2014年10月17日
ほんとは車ほしいです。
家族乗せて遊びにいける車がほしいです。
でも車買うお金がないんです。
つらたん。— 今北工業 (@imakita_ind) 2016年12月2日
車を置く場所が無い・または高い
また、「場所がないから買えない」というのは車を置く場所・土地がないといった、都心にありがちな悩みといえるでしょう。
”車に興味がない若者”そのものがどうしてもクローズアップされがちですが、その陰で「本当は欲しいけど…」という若者も確実にいるという事です。
若者の車離れの原因⑤ レースゲームが車の代替物になっている?
これは、トヨタの幹部が実際に発言した言葉で、物議を醸しています。
ですので、はっきり「若者の車離れの原因」とは言えないということで見出しにも「?」を付けさせていただきました。
上記の動画をご覧いただければお分かりかと思いますが、近年のゲームにおけるグラフィックや挙動のリアリティは凄まじく、リプレイはまるで本物の動画を見ているようです。
VRのさらなる発展によって、車を運転する楽しみがゲームで補えるようになってしまえば、自動車の販売に影響してくる可能性も皆無ではないかもしれませんね。
ゲームは「移動手段としての車」とは無関係
車の運転が、ゲームの世界でリアルに楽しめるのであれば、車の運転などする必要がない。
確かに一理あるかもしれませんが、それはあくまで「運転している気分」だけです。
車に乗る理由はそもそも、徒歩ではいけない遠くの場所に短時間で移動するためです。いくらゲームで運転が上手でも、実際に自分の身体を移動させることはできません。
若者の車離れの原因⑥ 自動車との向き合い方が根本的に変わった
車を所有することはステータスだった
若者の価値観が大きく変わったのは自動車産業のみならず、すべてにおいて言えることです。例えば自動車は、現代でこそ移動手段のひとつでしたが、昔はステータスであり憧れの対象でした。
要するに自動車を所有する事は大人として普通。持っていない方がダサいという考えがありました。生活上必要がなくても多額のローンを組んででも自動車を購入する必要性があった、と言っても決して過言ではないのです。
ところが、今の若者は堅実です。
車を買わなくても生活が出来るという理由の中には
「環境に悪い」
「事故に遭うリスクをわざわざ上げたくない」
「まず乗りたいデザインの車がない」
という自動車そのものに対する批判的なものではない部分も少なくありません。
車離れを解消する為には、デメリットをきちんと踏まえた上でメリットを提示していく必要があるといえるでしょう。
若者は車離れが顕著だけど、特に地方では車がないと生活が成り立たない。それで高齢になっても車を手放せない人が多く事故も多発するようになっているのが現状でしょうか。
このまま行くと地方でも車を持てず生活に困る人が増えるのかなと想像してしまいます。— まーにゃん(肉球新党)@署名提出済み (@mahiru_nyan) 2016年12月6日
どうすれば車離れは終息するか?
○○離れという言葉は、自動車メーカーではなく政府が言い出した言葉・現象です。車離れを解消するには、自動車業界だけでなく、政府とも協力して解消すべき問題なのでしょう。
例えば「所得を上げれば解決するじゃん」だとか「車買ったら助成金出せばいいんじゃないの」と極論を投げかける人もいますが、あくまで景気下降による収入源は直接の原因のひとつではあるものの、最たる原因ではない事を売り手が理解したうえで戦略を立てることが最重要事項です。
若者の車離れを解消できるか?
若者の車離れについてまとめてみましたが、いかがでしたか?今後は、自動運転システムも徐々に実用化していきますし、ますます自動車は便利なものとなっていきます。
「あればいいな」ではこのまま現状は変わりませんし、「なければ生活が出来ない」ではハードルが高過ぎます。
「気軽に手に入り、所有すればより満たされた生活ができる」これが車の理想の持ち方です。車があることで生活が満たされる必要性を、各ブランド、各メディアが力強くアピールしていくのが何よりも大事なことといえるでしょう。
MOBYでは若者のみならず、全世代を含めて自動車業界を盛り上げるべく、魅力的な記事を執筆してまりますのでご期待ください!
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...