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車のメンテにプレクサスは効果ある?ボディやガラスに使う際の注意点や使い方
車のプラスチックパーツの洗浄・コーティング・ツヤを出しまで一度で行える「プレクサス」は手間をかけずに車のあらゆる箇所をキレイにできるメンテナンスアイテム。プレクサスの使い方や注意点を解説します。
目次
プレクサス(Plexus)とは?
プレクサスとは、戦闘機のキャノピー(コックピットを覆う風防)をクリアに保つべく開発されたプラスチック専用の整備用具です。
戦闘機という極限の品質が求められる環境下でも、傷をつけずに洗浄とコーティングができます。戦闘機だけではなく、モータースポーツの過酷なシチュエーションでも活躍しています。
車用のコーティングやコンパウンドよりも優れている点
他の車用のコーティングやコンパウンドと比べたプレクサスの優位点は、洗浄・コーティング・ツヤ出しを1本で実現できることです。
プレクサスは中性でアルコールや研磨剤が使われていないため、キズをつけずにプラスチック素材を洗浄できます。
そのため、ワックス・コーティング前の洗車の手間や用具の調達コストを抑えられるのです。
プレクサスは何に使える?車のどこに使える?
ボディや外装パーツの洗浄、コーティング、ツヤ出し
プレクサスは、樹脂製パーツの洗浄とコーティング、そしてツヤ出しができる用品です。
ボディや外装パーツで利用される箇所は以下の通りになります。
ボディや外装パーツ |
・ボディのクリアーコート塗装面 |
---|---|
他に使える箇所 | ・ライトカバー ・ドアミラー ・フロントグリルやエンブレム ・ホイール ・エンジンカバーなど |
ヘッドライトの黄ばみ除去、コーティング
ヘッドライトのレンズカバーは樹脂のポリカーボネートなので、プレクサスで汚れを除去しコーティングが可能。
長年使用すると、ヘッドライトコーティングにキズが入り、ポリカーボネートが紫外線で劣化します。
黄ばみを除去し再コーティングが必要でしたが、プレクサスなら一度の作業で手早くコーティングまでできるのです。
カーフィルムの洗浄、コーティング、ツヤ出し
カーフィルム(ウィンドーフィルム)はマイラーというポリエステル樹脂素材が使われているため、洗車時はキズがつかないよう注意が必要です。
研磨剤を使用していないプレクサスならキズの不安なく作業でき、さらにフィルム表面の小さな凸凹を細かなキズ補修し、光の乱反射も防いでくれます。
内装パーツの洗浄、コーティング、ツヤ出し
車の内装パーツはABS樹脂でできているものが多く、プレクサスを使用すれば洗浄とコーティング、ツヤ出しができます。
例えばセンターコンソールやダッシュボード、ドアトリムなどの汚れを除去し、新車の輝きを取り戻すことができます。
他にもメーターパネルやカーナビやドラレコの液晶画面にも利用可能です。
アルコールや研磨剤が含まれないからプラスチックならなんでもOK!
プレクサスはキズをつけずに、汚れを浮かして落とす高い洗浄力がありながら、アルコールや研磨剤を一切含まない中性の製品です。
プラスチックに付着した汚れならば種類を問わず簡単に綺麗に落とし、光沢を出しながら保護してくれます。
モニターのタッチパネルのようなデリケートな部分にもプレクサスを使うことができます。
車のフロントガラスにも使っていい?
フロントガラスへプレクサスを吹き付けても問題ありません。メーカーも公認で「使用については問題ない」と回答しています。
しかし、プレクサスを使う際に注意したいのは、ガラスに”馴染みにくい”点です。
プラスチック素材の表面にはザラつきがあり、プレクサスを吹き付けると表面に定着して保護被膜が出来上がります。
一方、ガラス素材は表面が滑らかな状態に近く、プレクサスを吹き付けても定着しにくいのが特徴です。乾いたマイクロファイバークロスで拭くなどの手間がかかります。
プレクサスをフロントガラスに使用しても問題はないとされており、コストをかけずに車のボディへコーティングやツヤ出しをするなら試す価値はあるでしょう。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...