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ワンオフマフラーとは?自分好みの音色・形状を実現!費用やメリット・デメリットも解説
カスタムの悩みを解決する「ワンオフマフラー」
20年ほど前までは、自動車カスタマイズの基本中の基本とも言われていた、マフラー交換。現在では、音の静かなハイブリッドカーやEVモデルなども多く出てきており、マフラー交換をするユーザーは減ってきています。
また、数多くの車種が登場し、既製品の社外アフターパーツが適合しない車種も多くなっていることが、マフラー交換等のカスタマイズに踏み出せない要因になることも。こうした悩みを解決するのが「ワンオフ(one off)」、言い換えればオーダーメイドや特注とも呼ばれるものです。
ワンオフマフラーのメリットやデメリット、発生する費用などを解説していきます。
主にカスタムされるのはリアピース(サイレンサー)部分
一口にマフラーと言っても、エンジンから出た排気がマフラーの排気口から出てくる間に様々な部品の中を通ってきます。
簡単に流れを説明すると、エンジンで排気が発生した後、①エキゾーストマニホールド(エキマニ)を通り、②キャタライザー(触媒)で有害物質などを吸着し、③センターパイプを抜けて④リアピース(サイレンサー)から排出されるのです。
大きく分けて4つの部品からなるマフラーですが、カスタマイズが多く行われるのはリアピースの部分。ここを変えることで、車のリアビューや排気音を変えることができるためです。
様々なカスタマイズパーツメーカーが趣向を凝らしたリアピースを販売していますが、このような市販品が、自分の趣味嗜好に合わないことも多いでしょう。また、車の仕様が障壁となり、一般市場に流通するアフターパーツが適合しないという例も少なからず存在します。
このように、市販品が自分には合わない、自分のクルマには適合しないといった悩みを解決するのが「ワンオフマフラー」です。
- 執筆者プロフィール
- Red29
- 1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...