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車中泊向きのWi-Fiとは?選ぶポイントとおすすめWi-Fi3選
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
目次
車中泊でWi-Fi環境があると
車中泊中に、インターネットを利用したいと思う瞬間がありませんか?
現代社会では、日常生活とインターネット環境は切っても切れない関係になっています。
そこでおすすめしたいのがキャンピングカーにWi-Fi環境を整備することです。
この記事では、車中泊の快適性を高める、キャンピングカーのWi-Fi環境を紹介していきます。
車中泊にWi-Fi環境が求められる場面
車中泊中は、普段よりデータ通信量が増える機会が多くなりがちです。
通信量の多いアプリを使う場面としては
・移動中の地図ナビゲーション
・夜に車内でくつろぐときの音楽アプリ
などがあり、車内でテレワークを予定している人や、小さなお子様に動画を見せてあげる場面があるかもしれません。
できればデータ通信量を気にせず使いたいものですね。
車中泊には車載用Wi-Fiが便利
Wi-Fi環境を考えたとき、ポケットWi-Fiやデザリングを検討する人も多いでしょうが、問題になるのは通信環境ではないでしょうか。
そこで、車中泊に便利なWi-Fi環境として車載用Wi-Fiがあります。
車で移動することが前提になっている車載用Wi-Fiは、通信が安定するように設計された機種になるので、車中泊にはうってつけといえるでしょう。
ここでは車載用Wi-Fiの利点を、ポケットWi-Fiやスマートフォンのデザリング機能と比較しながら紹介します。
車載用Wi-Fi
車載用Wi-Fiの強みは、通信が安定している点にあります。
データ量無制限プランのある機種も多数あるので、通信量を気にせずに済むのも嬉しいポイントです。
シガーソケットやUSBから電源が取れるので、長時間使用の使用も可能。
車載用Wi-Fiは複数人で使えるタイプが多く、キャンピングカーで出かける際には快適なWi-Fi環境が得られるでしょう。
また、「車内で使う」イメージのある車載用Wi-Fiですが、取り外してモバイルタイプのように持ち運びできる機種もあり、高い利便性も望めます。
ポケットWi-Fi
ポケットWi-Fiはコンパクトで持ち運びに便利ですが、通信量がどうしても気になります。
現在(2023年4月時点)では、使い方次第で実質の通信量が無制限に近いものはありますが、完全無制限で利用できるポケットWi-Fiはありません。
複数人での利用や長時間データ通信が行われる環境下で利用すると、通信速度制限にかかりやすくなります。
デザリング
デザリング機能を使えばスマートフォンだけでWi‐Fi接続ができるようになります。
新たな機器の購入や回線契約の必要がなく、手軽に利用できるのも特長です。
ただし、スマートフォンのデータ容量を使用するため、バッテリー消費も激しく、肝心な時に電源が落ちてしまうかもしれません。
デザリングは個人で短時間の使用には便利ですが、車載用Wi-Fiと考えるには少々スペック不足になるでしょう。
車中泊におすすめの車載用Wi-Fi3選
車中泊でWi-Fi環境を整備するなら、押さえて欲しいポイントがあります。
・停車中でも利用可能
・移動中、停車中問わずどんな場所でも安定した通信環境が確保できる
・販売元に信頼性(公式サイトや連絡先な明確)がある
この3点の条件を満たした車載用Wi-Fiを厳選して紹介します。
KEIYO・AN-S092
停車中でも通信が途切れないのが、KEIYOのAN-S092の特長です。
二口USBのシガーソケットが付いているため、スマートフォンの充電も同時に行えます。
面ファスナー(マジックテープ)が設けられており、利用状況に合わせて好きな場所に本体を設置できます。
また、持ち運び可能になっているので、車載以外に車外でも利用ができます。
小型で場所も取らないため、USB電源がある場所ならテレワークにも使用できそうですね。
富士ソフト車載用Wi-Fiルーター+FFS040Wカー・セット
走行時はエンジンのオンオフと連動してWi-Fi環境が展開しますが、バッテリーを装着すれば停車中も利用可能になるうえ、車外に持ち出して使用することができます。
山間部など電波の弱いエリアでもスムーズな通信ができるため、ほとんどの場所でインターネットを利用できるのが大きな魅力。
車載タイプとモバイルタイプ、両方の利点を兼ね備えたWi-Fiルーターといえるでしょう。
富士ソフト 車載用Wi-Fiルーター +F FS040W カー・セット(シガーソケットチャージャー付) CSTFS040WJ
NEC speed Wi-Fi 5g x11
データ容量無制限で、ゲームやWeb会議などデータ容量の心配なしに利用できます。
同時接続台数も最大40と、家族みんなでインターネットを同時に使用しても通信環境に影響はでません。
また、5G対応地域では5Gで、5Gの対応地域外では自動的に4Gに切り替えるため安定的な電波環境が確保されます。
本来モバイルタイプのルーターとして販売されているので、持ち運びも可能なうえ停車中でも通信環境が保たれます。
場所や地域を選ばず安定したWi-Fi環境が確保できる性能は、車載用としても十分活用できます。
車載用Wi-Fiを設置するときの注意点
利便性の高い車載用Wi-Fiですが、購入を検討する際にはいくつか注意点があります。
・Wi-Fiルーター本体のストレス軽減のため、シガーソケットが電気の供給源になっているタイプが多い。停車中や車外持ち出しには、バッテリーを別途用意する必要がある。
・SIMが必要なタイプがほとんどで、通信会社を選んで別途契約する機種もある。
ポケットWi-Fiよりも用意するものや契約する内容が増えるのは、デメリットといえるかもしれません。
キャンピングカーのWi-Fi環境を整えて楽しい車中泊を
この記事ではキャンピングカーに車載用Wi-Fiをおすすめする理由と、おすすめの車載用Wi-Fiを紹介しました。
車内のオンライン化を望んでいる方は多いため、Wi-Fi環境を構築すれば大人数の車中泊でも車内の全員がストレスフリーなひと時を過ごせます。
この記事を参考にしながら、自分の車中泊スタイルに合ったWi-Fi機器を探してください。
ライター:DRIMO編集部
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- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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