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読めば車中泊に「使いまわせるグッズ」と「使いまわせないグッズ」が分かる!?【節約術】
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
目次
車中泊歴7年が伝授!車中泊、家で使っているグッズを使いまわして節約
いざ「車中泊をやってみよう!」と思っても、必要な道具やグッズ一式を専用品でそろえようとするとけっこうお金がかかります。
少しでも節約するには、家にあるものや手持ちのキャンプ道具を車中泊に使いまわせたらいいですよね。
私はキャンプ歴40年、キャンピングカーでの車中泊歴7年。
家とアウトドアでうまく道具やグッズを使いまわして、なるべくお金をかけずにバンコンタイプのキャンピングカー「GT NV350 CARAVAN(以下GT)」での車中泊を楽しんでいます。
本記事では、実際に家から持ち出して車中泊でも使っている道具やグッズと、逆に家でも使えるアウトドア用品について紹介します。
車中泊でグッズを使いまわすことのメリットとデメリット
使いまわすとは、本来の目的以外のシーンで使うことや、リユースを意味します。
今回は、家と車中泊で道具やグッズを使いまわすメリット・デメリットについて考えてみます。
使いまわしのメリット
・本当に必要かどうかの見極めができる
「欲しい!」と思ったら、よく考えずに買ってしまうことはありませんか?じっくり考えれば、今あるもので事足りることも結構あるんです。
まずは手持ちのモノで代用して、使い勝手を試してみましょう。新たにそろえる必要がないことに気付いて、意外に節約になるかもしれません。
・車中泊に持ち出すときに、点検をする必要がない。
家でよく使っているものは、常に使える状態です。
車中泊に持って行くときには手入れをされた状態であることが多いので、わざわざメンテナンスする必要がありません。
使いまわしのデメリット
・本来の性能が発揮されないことがある。
車中泊・アウトドア用品は紫外線対策がされていたり、防水仕様になっていたり、外で使用することを想定したつくりになっています。
しかし屋内用はあくまでも屋内用。屋外使用は想定していないので、外で使うと劣化や故障・不具合の原因になり、本来の性能を発揮できない可能性があります。
さらに劣化や故障がもとで買い替えや修理することになれば、節約するはずが逆に費用がかさむことに。
本来の使い方以外での使用による故障や損傷は、保証対象外になることもあります。
使いまわしは自己責任なので、製品の取扱説明書などをよく確認しましょう。
・準備や片付けに手間がかかる。
車中泊・アウトドア用品はまとめて収納しておく人が多いと思います。
家で使っているモノを持って行く場合には、それぞれ置き場所がバラバラなので、若干準備に手間がかかります。
また、まとめて収納していないことで、車中泊に持って行こうと思っていた道具やグッズを忘れてしまう……なんてトラブルもあるかもしれません。
検証!家から車中泊に持ち出したグッズは、使ってみてどうだった?
快適な車中泊のコツは、家に居るように過ごすこと。
家にある道具やグッズを使いたくなるのは自然の流れです。
ただ、実際には車に持ち込むにはスペース的に難しい道具およびグッズや、外使いならではの注意点などもあります。
布団、毛布などの寝具
使い慣れた布団、毛布などの寝具は熟睡できるので体にはいい感じですが、車の中へ持ち運ぶときに汚れることと、かさ張ることが気になりました。
車中泊で使うときは布団ケースに入れて運び、そのまま収納袋に。
それでもベッドメイキングのときなど、車内で移動するだけでも汚れるリスクはゼロではありません。
ある程度汚れることは覚悟の上で車に持ち込みますが、やはり布団カバー(布団袋)の中に入れるなどした方がよさそうです。
調理器具
最初は車中泊でも家の調理器具を使おうと思っていましたが、お玉が大きかったり、車内で使うには菜箸が長過ぎたり、収納する引き出しのサイズと合わなかったりして、結局家の調理器具は使わなくなりました。
キャンピングカーの中での調理には小さなコッヘルやフライパンが使いやすいので、今は昔キャンプで使っていた道具を車中泊でも使っています。
収納ケース、トレイ
普通の車に比べれば収納スペースが多い私のキャンピングカー・バンコンGT。
ですがキャビネットやクローゼットには間仕切りがないので、収納ボックスやトレイが必要になります。
これはサイズさえ合えば家で使っているモノで代用OK。
クローゼットは高さがあるので、積み重ねられる前開きのケースや重ねられるトレイを使っています。
テーブル、イスなどの家具
ガーデン用の木製のテーブルとイスを車中泊キャンプでよく使います。
もともと庭など屋外で使うモノなので、木の保護剤は塗布されていますが、メンテナンスとして保護剤を増し塗り。
少し重いことを除けば、使いまわしで十分事足りる道具です。
【結論!】
・寝具は使いまわしOKだが、布団カバー(布団袋)必須。
・調理器具は小さなサイズのものを別に用意した方がよさそう。(キャンプギアでOK!)
・家具や収納用品は、サイズと重さの問題がクリアになれば使いまわしできそう。
検証!車中泊グッズを家で使ってみてどうだった?
最近使いはじめたポータブル電源以外は、昔から使っている車中泊・アウトドア用グッズの中から、家でもよく使うものをピックアップしました。
寝袋(シュラフ)
寝袋は車中泊やアウトドアでの寝具の定番ですが、家でも立派に役立っています。
家の中は車中泊やテント泊のように温度変化が激しくないので、寝袋やシュラフは薄手のものが使いやすくておすすめです。
季節や気温、天気に合わせて、インナーシュラフや寝間着、下着などの着るもので調整すれば、家でも快適です。
ランタンなどの照明器具
モバイルバッテリー機能などが付いている多機能LEDランタンは、家でも常夜灯やスポットライトとして利用しています。
電源コンセントのない部屋や、コンセントまで遠くてスタンドライトのコードが届かないときなど、出番は結構あります。
マルチツール(ビクトリノックス、レザーマン)
ビクトリノックスは40年くらい使っているアウトドアギアです。
ナイフの切れ味もよく、家では果物ナイフ的な使い方でよく使います。
レザーマンも地味な存在かもしれませんが常に身に着けています。
ガレージでの日曜大工には欠かせないアイテムです。
キャンプ用テーブル(スノーピーク)
このフィールドキッチンテーブルは30年以上使っていました。
残念ながら天板が破損したので最近廃棄処分にしましたが、単身赴任にも持って行ったグッズの一つです。
一人で使うには十分なサイズ。
メッシュトレイが2段あるので、食器や食材を置くのに便利でした。
現在はもう販売されていないようですが、ファミリーキャンプでの使い勝手もよかったので、また使いたいキッチンテーブルです。
ポータブル電源
購入したのはリン酸鉄リチウムイオンのバッテリーで、充電可能な回数が従来の800回から3,000回に増えた製品(毎日1回満充電しても10年近くは使える計算)。
これだけ回数が増えると、もったいないからあまり使わないようにしてなるべく製品寿命を伸ばそうと思わなくて済みます。
スマートフォンやカメラ、照明スタンドなど、日々使う機器への給電に気兼ねなく使えます。
実際コンセントから距離があるところや、タコ足状態の解消など、思った以上に家でも活躍の場がありました。
どこへでも移動させて自由に電源を利用できるのはとても便利で、ますます登場回数が増えそうです。
【結論!】
・車中泊・アウトドア用品は家でも使えるものが多くて一石二鳥!
車中泊、道具やグッズをうまく使いまわして節約しましょう
コスパがよくて便利でも、家と車中泊で道具を使いまわすとなると気になるのは「この使い方、本当にいいのかな?」ということ。
「節約できると思ったら大失敗!逆に大きな出費になった!」なんてことにならないように、機器類は特に取扱説明書を熟読。
禁止事項や注意事項などの警告表示を確認しています。
さらに
・実際に使っているところを確認したり、経験者の話を聞いたり、情報収集をすること!
・メンテナンスや点検は必須。こまめに必ず実施すること!
以上のことを肝に銘じて、今日も家と車中泊で道具やグッズを使いまわしています。
なにかモノを買うときも、車中泊やアウトドアでも使えそうかどうかを意識して選ぶと、節約につながるかもしれません。
ライター:kenjii
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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