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【失敗談も】ベッドキットだけの車中泊仕様車をスッキリ整頓! おすすめ収納グッズ!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
私が乗っているのは、ベッドキットだけの簡易な車中泊仕様車・日産キャラバン マルチベッド。
豪華なキャンピングカーのような収納家具は一切付いていません。
ベッドの上と下は広い収納スペースとなりますが、荷物をあれこれと積むには収納グッズが必要です。
収納グッズはいろんな種類のものが市販されています。
種類が多すぎてどれを選べばいいか迷うほどです。
私も最初はどんな収納グッズがよいのかわからず、無駄にお金を使い試行錯誤を重ね、現在の形になりました。
この記事では、これからバンにベッドキットだけ設置して車中泊をしようと考えている方に、買ってよかった収納グッズと買って失敗したもの。
さらに収納グッズを選ぶときの注意点について紹介しています。
私と同じような失敗をしないように、収納グッズ選びをする際の参考にしていただければと思います。
ベッドキットは高さ調節できるものがおすすめ
収納ボックス選びで、一番のネックとなったのがベッド下の高さです。
キャラバン マルチベットのベッドキットは高さ調節ができません。
ベッド下の高さを測ってみたところ、タテが270mm以下の収納ボックスしか入らないことがわかりました。
幸いベッドキットの下に収まる高さの収納ボックスが見つかりましたが、これからベッドキットを付けようと考えている方は、高さ調節ができるベッドキットを購入することをおすすめします。
使ってよかった「収納ボックス」はコレ
いろいろと探した結果、今使っている収納ボックスを紹介したいと思います。
最後尾、リヤゲート部に置いている収納ボックスは、武田コーポレーションという会社で販売している「STORAGE BOX M」(1個1,500円くらい)。
サイズは高さ230mm×奥行300mm×横幅400mm。
リヤゲートを開けてすぐに取り出しが可能です。
そのほかのベッド下には、「山善(YAMAZEN)どこでも収納ボックス」(フタなし3個セットが1,200円くらい)を置いています。
サイズは高さ250mm×奥行250mm×横幅380mm。
この商品は3個セットと、同サイズのフタ付き2個セットがあり、試しに両方を購入しました。
どちらも布製なので、引きずっても床に傷が付くことがありません。
キャラバンの荷室にはタイヤハウス部分があり、縦にも横にも使える、この奥行250mm×横幅380mmというサイズが、非常に使い勝手がよいです。
タイヤハウス部分は内側に出っ張ってきているので荷室スペースが減少し、その箇所は奥行きがありません。
しかし収納ボックスを横向きに入れれば飛び出さずに収納することが可能です。
デッドスペースになりがちなタイヤハウス部分ですが、タイヤハウスの上にはシュラフ(寝袋)を収納してデットスペースをなくしています。
このように横方向に収納できれば、マルチベッドの真ん中のマットを取り外した状態でも、すべての収納ボックスが両サイドのベッド下に収まっているため、足元に邪魔になるボックスはなくフラットになります。
また、「山善(YAMAZEN)どこでも収納ボックス」には縦にも横にも「取っ手」が付いているので、どちらの方向で使用しても取り出しやすいことがメリットです。
ベッド下に隙間なく置いているので、走行中でもズレてしまうことはありません。
買って失敗した収納ボックスもあり
現在は上で紹介した収納ボックスを使っています。
ただ、この状態に落ち着くまでは、よさそうと思って買ったけれど使わなくなったものや、購入を検討しただけであきらめたものもあります。
まず買ったけれど使わなくなったのが、YAMAZENのフタ付き収納ボックス。
使ってみてから気が付いたことですが、フタの開く方向が決まっていて、フタの奥側の荷物が取り出しにくく、私は使い勝手がよくなかったです。
また、このフタつき収納ボックスは縦の長さが400mmあって、左右のベッドキット間の通路の幅より大きいため、いちいち横に向けないと通路でフタを開けることができませんでした。
欲しいものがすぐに取り出せないことがストレスになり、結果フタつきのYAMAZEN収納ボックスは使わなくなりました。
フタ無しのオープンタイプなら、取っ手をつかんでスライドさせて上から取り出すだけなので、使い勝手がよいです。
もう一つ。
布製の収納ボックスのほかに、折り畳み式のプラスチック製のボックスも買ってみました。
サイズは、高さ240mm×奥行350mm×横幅450mm。
大きくてよかったのですが、あみ目状になっているので中身が透けて見えてしまいます。
何が入っているかわかりやすいとも言えるので好みの問題ですが、見ばえがよくないと感じたので今は使っていません。
「イスタイプの収納ボックス」も購入を検討しましたが、高さ300mm×奥行300mm×横幅300mmという寸法なので、キャラバン マルチベッドのベッド下のスペース(高さ270mm)には入りません。
真ん中の通路に置いてしまうと、ベッドモードでは問題ありませんが、テーブルモードにした場合に通路をふさいでしまいます。
頑丈そうでイスとしても使えるので魅力的でしたが、購入を断念しました。
壁掛け用に転用した収納グッズ「ラゲッジ収納バッグ」
トランクルーム用の便利収納グッズ「ラゲッジ収納バッグ」。
本来は後部座席の後ろに取り付けて、ラゲッジスペースの収納スペースを増やしたり、整理したりするためのものですが、私のキャラバン マルチベッドではクオーターガラス部分の網棚に掛けて使っています。
3つのバッグが連結されており、車中泊に必要なものを入れてあります。
左のバッグにはゴミ袋やラップ、アルミホイルなどの生活用品。
真ん中のバッグにはちょっとした調理器具や、スプーン、フォーク類を入れています。
右のバックにはお茶や各種調味料。
軽いものしか置けませんが、手を伸ばせば簡単に取れる位置にあり、とても便利です。
大きくはみ出していないので、ベッドの上に座っても邪魔になりません。
バッグはこのままでベッドを跳ね上げることもできます。
まとめ
キャラバン マルチベッドのような簡易な車中泊仕様車には、キャンピングカーのような収納家具が付いていません。
ですが、収納ボックスや収納バッグを活用し、できるだけベッドの上や通路に物がない状態にすれば、ベッド展開やテーブルモードへの切り替えがスムーズに行えます。
ベッドも広く使えるので一石二鳥。
通路に何もなければ足元はスッキリして、見た目もいいです。
うまく収納グッズを選べば、ベッドキットだけの簡易な車中泊仕様車でも、車内で快適に過ごせるようになりますよ。
ライター:ズナスケ
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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