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車中泊で日本一周中!キラキラした毎日じゃない?!車中泊のリアルな日常!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


富山から車中泊旅をスタートして1道8県を巡って群馬県に滞在中です。

これまでの車中泊歴は100泊ほど、季節も夏から秋へ、そして冬に入ろうとしています。

最近は日によって気温の差が激しく結露との戦いが始まりました。

車中泊旅は楽しい部分がたくさんありますが、面倒なことや不便なこともあります。

今回は、そんな普段はあまり紹介されなさそうな、車中泊旅のリアルな日常についてお伝えします。

【車中泊で日本一周中】車中泊旅のリアルな生活

SNSで車中泊旅やバンライフと検索するとたくさんの車中泊やキャンピングカーでの旅に関するブログや記事あります。

だいたいが個人運営のもので、そのほとんどがキラキラした楽しい光景が広がっています。

SNSで切り取るとやはり楽しい思い出や風光明媚(めいび)な観光地、それにご当地グルメなどが中心になるのは納得です。

でも実際はそれ以外の生活の時間の方が圧倒的に多く、観光以外の過ごし方やご当地グルメ以外の食事、お風呂事情など、意外と旅中でも自分の家で生活していたときと変わらない部分が多くあるのではないでしょうか。

今回は、そんな車中泊旅のリアルについてお話ししたいと思います。

すでに車中泊をしながら旅をしている方々には共感できる部分があるはずです。

それと、これから車中泊を始めようと考えている方にも、なるほどねと思えることがあればうれしいです。

【車中泊で日本一周中】観光しない日だってある、さすがに毎日は遊べない!

人によって車中泊旅のやり方は様々です。

私の場合、一言で言い表せば貧乏旅行で、常にお財布と相談しながら旅を続けています。

それでも車中泊の旅は確かに自由気ままに、何かに縛られることなく、出会う人々にはだいたい「いいね」と言われるような旅です。

私も最初の頃はテンションも高く、たくさんの新しい出来事に一喜一憂して楽しくて仕方がなかったのですが、2週間ぐらい経過した時に疲れがどっときました。

お金も続かないし、さすがに毎日は遊べないと気付き、観光や長い移動の翌日は「まったりデー」と名付けてゆっくりする日を意図的に作るようにしています。

いくら自由だからって、さすがに毎日遊ぶには歳をとってしまったのかもしれません。

ということで、直近2日間の「まったりデー」を紹介します。

■2022年10月18日(晴) 長野県青木村
朝6:00起床、青木村ふるさと公園で散歩、8:00朝食、9:00〜13:00くらいまで同公園にてソーラーパネルで充電、YouTubeやAmazon Primeで時間を潰す。13:30地元のスーパー2店ほど巡り買い物、15:00地元のペットショップへ寄り、16:30道の駅「マルメロの駅ながと」へ、18:30夕食。

■2022年10月24日 (雨)群馬県甘楽郡甘楽町
朝6:30起床、8:00朝食、11:00くらいまで小幡公園でゆっくりする。11:30道の駅甘楽で買い物をし、12:30〜15:00までスターバックスで執筆と読書、15:30TSUTAYAへ寄って、17:00道の駅しもにたへ、19:30夕食。

例として上記2日間を紹介しましたが、もっとグータラな日を過ごしたこともあります。

一日中荷台のベッドでAmazon Primeを鑑賞して終わった日や、公園に椅子と机を出して夕方まで読書とネットサーフィンで終わった日もあります。

これらの1日は車中泊中ではなくても日常生活でよくある1日です。

車中泊を365日楽しむためにはこのような日は必要で、結局のところメリハリが旅を続けさせてくれるのだと思います。

せっかく手に入れた自由旅にルールを作る必要はありませんが、身体を休める日は必ず作った方が道中楽に過ごすことができます。

最近は「まったりデー」も贅沢志向になり、なるべく景色の良い所や芝生が綺麗な公園、テラスが素敵な道の駅でゆっくりするように心がけています。

【車中泊で日本一周中】郷土グルメは地元スーパーで完結!

旅の楽しみは訪れる土地で頂くグルメが1番という人が多いのではないでしょうか。

私も食べることと呑むことが大好きなので、車中泊旅では郷土料理やその土地のものを食すようにしています。

自分自身の旅データを見ると、外食が一番多かった月で11回、一番少なかった月で3回でした。

ひと月の食事回数が90回(1日3食30日)と仮定すると外食する率は平均10%以下です。

では、残りの90%はどうしているのか?

基本的に車内で自炊をしているので産地直売所や現地のスーパーマーケットで食材を購入しています。

直売所はもう説明不要ですね。

売られている商品のほとんどがその界隈で収穫されたものなので、〇〇産というよりは生産者の名が記載されています。

地元のスーパー巡りは、腹具合で量が調整できるので今の私にはぴったり。

それに、ほとんどのスーパーでは惣菜コーナーがあり、地元グルメを楽しむには十分なくらい品ぞろえが豊富です。

例えば、北海道では「ざんぎ」に「ニシンの塩焼き」、秋田の「ハタハタの唐揚げ」に山形の「だし」や「芋煮」など全てスーパーの惣菜コーナーで買って堪能しました。

その他にも北海道は大豆の産地でもあるので、スーパーで買う「納豆」と「豆腐」は美味しく、群馬の「豚ホルモン」や青森の「ホタテ」などもよく買いました。

もちろん現地の居酒屋で、できたての塩焼きや唐揚げを食べた方が美味しいかもしれません。

でも、時期の問題やお財布事情などで取捨選択をしなければならない時、直売所やスーパーは強い味方になります。

私は毎日2店舗ほどスーパーマーケットに行き、道中直売所を見つけると必ず入って中を覗きます。

もうルーティーンになっていて、ある意味楽しみでもあるので、今後もこのスタイルは変わらないです。

今思えば、今まで出会った直売所やスーパーで美味しかったものや安かったものを自身のSNSで紹介すればよかったと後悔しています。

私自身は十分楽しんでいますが毎日スーパー通いなので、なんだか非日常の旅に出ているはずが、生活感たっぷりですね。

【車中泊で日本一周中】夜は長い、どうやって過ごすか?

車中泊旅をしていて不満を感じたのが夜の過ごし方でした。

出発前、夕食後は分厚めのビジネス書や新書を片手にコーヒーでも飲みながら・・・や、ランタンで車内を照らして、LEDもふんだんに取り付けて、やわらかい灯の中で夜を満喫・・・・・・なんてことを想像しておりましたが、実際は無理でした。

大前提として、快適な睡眠が一番の目的で車中泊用にDIYしたライトエースなので荷室の9割がベッド。

キャンピングカーのようにイスとテーブルがあって電気に冷蔵庫、なんでもそろっているわけではありません。

食事が済めば、食器などを片付けて半強制的にベッドの上に横たわります

やることと言えば、インターネットでその土地の名物や観光地を検索したり、Amazon PrimeやYouTubeを観たりして過ごすことくらいです。

これでは家でネットやテレビを観ていた夜となんら変わらない。

むしろ家だと55インチのテレビに大きなソファーがあって、スピーカーも外付けの良いものを使用しているので、快適性は大きく悪化しています。

なんのために旅に出たんだっけと自問自答したくなりました。

でも、いろいろな動画やテレビ番組を観ていたおかげで良いこともありました。

一例を挙げると、この間連載が終了した「ゴールデンカムイ」を1話から観ていたおかげで北海道旅が有意義になりました。

作品の舞台が北海道のアイヌ文化や北海道の成り立ちなどに触れている描写が多く、行く先々の施設や観光地に親しみが沸きました。

改めてアニメの良さというか、強さを感じました。

今は早寝早起きを心掛けて車中泊旅をおこなっているので夜間ずっと動画やテレビ番組を観るということはありません。

知床半島の入り口、道の駅「ウトロ」でお会いしたシニアの男性が、少し気だるく、酒のにおいを漂わせながら、枯れた声で言いました。

日の出とともに動いてさぁ、夕日を見ながらその日をしまうんだよなっ

私は夜をどう過ごそうかと考えていたのですが、この言葉が頭に残り、今までの考えを改めて夜は早めに寝ることにしました。

たまに寝る前に映画を観たりしますが、以前ほど長い時間はテレビ画面に向かっていません。

早寝をすると朝は5時〜6時くらいに目覚めるので、少しは時間を有意義に使えるようになったのかなと感じています。

【車中泊で日本一周中】車中泊旅の落とし穴、意外と高い入浴料!

車中泊旅をしているとお風呂は必ず銭湯か温泉にお世話になります。

お金に余裕がある方は。その土地にあるスーパー銭湯や大きな旅館の大露天風呂などに600円〜1,500円ほどで毎日入れると思います。

しかし私は貧乏旅行をしているのでお風呂代がけっこう大変です。

対策として、夏の時期を除いてお風呂は2日に1回にしています。

毎日入るとなると1回500円だったとしても、30日で月に15,000円かかってしまうので結構な出費です。

だいたいGoogle Mapや温泉サイトで探すのですが、優先順位は無料温泉→共同浴場→一般の人も利用できる福祉施設の浴場→銭湯→スーパー銭湯→旅館・ホテルです。

旅に出て知ったのですが入浴施設のタイプが意外と多く、これは日本ならではだと思います。

私が主に利用させていただいているお風呂は共同浴場、福祉施設、銭湯です。

スーパー銭湯と旅館・ホテルは料金が高いので、何か理由がない限りは利用しません。

無料温泉は温泉地や山間部に多く、体が洗えないところが多いですが見つけたら必ず利用させてもらいます。野趣溢れていて源泉掛け流しが多く、本当に気持ちが良いです。

共同浴場も温泉地に多く、料金が非常に安いです。ただ、現地の暗黙のルールというか地元の人たちのお風呂という側面が強いので、リスペクトの心を持って入浴することをおすすめします。

福祉施設は料金が安いところが多く、温泉のところと沸かし湯のところがあります。一見病院や役所的な佇まいですが地元のおじいさんやおばあさんのたまり場みたいになっているので、ちょっとした会話やふれあいが楽しいです。

銭湯は各地域の組合によって料金が違います。一番安くて300円前後、高い地域だと500円します。

銭湯は新しいところもありますが圧倒的に「ザ・昭和」な雰囲気のところが多いので、40歳以上の方はノスタルジックな雰囲気に懐かしさを感じるのではないでしょうか。

私の場合、月のお風呂利用金額はだいたい7,000円〜10,000円ほど、1回当たりの入浴料は一番安い月で平均250円、高い月でも350円ほどでした。

今のところ上手に地域最安値のお風呂を探して、入浴できているのではと思います。

北海道でおすすめの無料温泉を紹介します!

6月に富山を出発して、現在1道8県を巡ってきました。

夏場は毎日お風呂に入りましたが、先述したように今は登山や運動をした日以外は2日に1度のペースで浴場へ向かいます。

最近ではその1日空けた後のシャンプーが気持ち良くてたまりません。

ということで、最後にシャンプーや石鹸の使用が認められている無料温泉を紹介します。

旅をしている人には分かると思いますが、このタイプの温泉は全国でも数軒しかないでしょう。

ちなみに地元の人専用の無料共同浴場や、温泉地に泊まると無料で手形などがもらえて入る無料温泉には行っておりませんので除きます。

熊の湯

北海道目梨郡羅臼町湯の沢町、泉質はアルカリ性単純温泉。

北海道ツーリングや旅行で巡る人には有名だと思います。

地元の人にも愛されていて常に清潔、源泉掛け流しで男女別更衣室あります。

湯温は少し熱めで、緑に囲まれ、川の音を聞きながら入る温泉は最高でした。

ふるさとの湯

北海道伊達市大滝区優徳町、泉質は含硫黄ナトリウム塩化物泉。

この温泉施設はたまたま近くの観光地にいてお風呂を探している時に見つけました。建物もしっかりしていて地元の銭湯みたい。

風呂も熱めとぬるめの2つあって、トイレも休憩所も完備していたので正直驚きました。

2施設とも北海道でしたが、まだたくさんの温泉地を巡る予定なので、今後出会う良い入浴施設が楽しみです。

まとめ

お財布と相談しながらの車中泊旅ですが、言った先々での人やご当地ならではの食材、無料または格安の入浴施設との出会いはやはり自由な旅の醍醐味です。

これからもいろいろと工夫して不自由を楽しみながら車中泊で日本一周を続けていきたいと思います。

ライター:Kazzz

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執筆者プロフィール
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