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車中泊で日本一周!真夏に50日、車中泊してみて役立った暑さ対策の装備とは?!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


DIYで車中泊仕様にした中古のバン(トヨタ・ライトエース)で日本一周しています。

今回は夏に車中泊をする上で、快適に過ごすための装備についてお話ししたいと思います。

私のライトエースで、どのような暑さ対策をしているのか

そして実際の車中泊旅でそれらは役に立っているのか。

まだ日本一周を始めて50泊程度の新米ですが、私のように普通のバンやワゴンを車中泊仕様にDIYして車旅に出ようと考えている方に、一つの選択肢として参考にしてもらえたらうれしいです。

【車中泊で日本一周】ここまでの車中泊旅の経過について

2022年5月に車をある程度車中泊仕様にDIYして、6月11日(大安)に東北・北海道方面へ出発しました。

出発地は富山県富山市、現在は新潟県→山形県→秋田県→青森県そして5カ所目の北海道苫小牧北の小さな町、安平町に滞在中です。

北海道へは7月13日に函館フェリーターミナルに到着したので、ちょうど北海道に入って20日くらい経過しました。

最近、ネットで地元富山や西日本の猛暑に関する注意喚起のニュースを見ると正直ぞっとします。

みなさん、くれぐれも水分補給と暑さ対策を忘れずにお出かけください。

一方で、安平町周辺で泊まったときは外気が18度前後だったので、明け方は寒くて毛布にくるまって寝ていました。

6月に東北へ向けて出発したため、ある程度春・秋用の装備と服装を持ってきたので少しくらい寒くても大丈夫でしたが、同じ日本でもこんなに温度差があります。

ただ、流石の北海道でもこれから暑さ厳しくなってくるので道東へ向かおうと考えています。

それでは私が使っている暑さ対策アイテムを1つひとつ紹介していきましょう。

【車中泊で日本一周】夏に車内で快適に過ごすための装備「サンシェード」

車中泊の相棒に選んだ車は中古のトヨタ・ライトエースです。

商用タイプでシンプルな内装、ウィンドーもキーも全て手動の仕事車。

窓は8つあり、春先でも晴れ間に数時間放置すると車内はものすごく暑くなります。

車内全てに断熱を施すことは出来ませんでしたが、天井や荷室のサイド・リアには断熱材を入れています。

ただ、睡眠時や長時間車を駐車する際の遮蔽用のサンシェードは持っていなくて、DIYにするか購入するかで悩みました。

この夏の車中泊に向け、私が求めるサンシェードの役割は3つ。
 ①寒暖差から生じる結露を抑える
 ②隙間なく目隠しができる
 ③窓枠に貼り付けたとき、外から見て見窄らしくならない

いろいろな情報を調べたところ、正直なところ下記2案がベストかなと思いました。

 A案 静岡にあるアイズ社の高規格・高断熱のサンシェードを3万円強で購入する
 B案 銀色のマットや、スタイロフォームなどの断熱材を使ってDIYする

そして、私が実際に試したのはA案の3万円を支払って高規格のサンシェードを購入すること。

理由はシンプルで、私の要望が全て叶っている点と、長期間利用すると考えれば3万円は妥当だということ。

それにメルカリで中古相場を調べたところ、1万5千円前後で取引されており、大きく値段が下がっていない。

DIYで7〜8千円かかり、8枚全ての製作時間を考えれば、悪い買い物ではないと判断しました。

実際使ってみた感想ですが、上記に載せた私の要望に関しては①〜③まで問題なくクリアして使用できています。

ただ、今は夏期なので結露に関してはまだ判断が早いかもしれません。

【車中泊で日本一周】夏に車内で快適に過ごすための装備「ウィンドーバグネット」

夏の車中泊は暑さとの戦いでもありますが、虫との戦いでもあります。

私は極度の蚊嫌い、ブヨやアブにも刺されたことがあるので、虫に関しては非常に警戒しています。

夜寝るときには換気と結露予防のため窓を少し開けます。

自炊時やコーヒーを淹れるときはコンロを使うので、一酸化炭素中毒予防のために窓を開けます。

となると、やはりウィンドーバグネット(網戸)は必要です。

DIYも検討しましたが、素人作業のせいで隙間から虫が車内に入り込むことが嫌でしたので、ここは既製品を購入することにしました。

私が購入したウィンドーバグネットはサンシェードを購入した会社と同じ、アイズ社製のものです。

金額は1万円強です。

この商品も車種別に作られており、HPを見る限りではサイズ感良し作りもよし、アフターサービスもしっかりとしています。

商品が到着して早速車に取り付けましたが、その状態のまま今現在旅を続けています。

ニセコ周辺の山間での車中泊では虫は侵入してこなかったですし、函館の岬で強風の夜を迎えたときもびくともしませんでした。

嵌め込み式なので荷物にもならなくて、私の車中泊スタイルには相性良かったです。

使用後、網戸と窓の間に少し虫の死骸が落ちていました。たまに取り外して洗った方が良さそうです。

【車中泊で日本一周】夏に車内で快適に過ごすための装備「目隠し用のカーテン」

旅に出る前、サンシェードを購入した際に8枚全てをライトエースの窓枠に装着しましたが、想像以上に手間でした。

きっと私が過度な面倒くさがり屋ということもあるのでしょう。

秋・冬は寒さを凌ぐためにフロントガラス3枚にもサンシェードを付けるのは仕方ありません。

でもせめて夏場はなんとか簡単に遮蔽したいと思い、いい方法がないかと考えました。

かといってこの時点でサンシェードとウィンドーバグネットで4万円ほど使っていたので、これ以上の費用はかけず、家にあった黒竹を使用しました。

手に取ってみると直感というのでしょうか、なんとなくカーテンレールになるような気がして、長さを少し調整してみると上手にフィットしました。

要は、睡眠時にフロント側から荷室(=寝室)が見えなければよいので、強度やオシャレ感は必要ありません。

運転席と助手席のシートベルトを取り付けている器具上部の付け根を洗濯バサミではさみ、そこに黒竹を差し込むと簡易的なカーテンレールが出来ました。

あとは100円ショップでカーテン用クリップとカーテンを購入し、取り付ければ完成です。

黒竹をぴったりのサイズで切れば、両サイドに上手く収まるので外れたりすることは一切ありません。

出発前の想定通り、フロントのサンシェード3枚はルーフボックスへ行き、毎晩カーテンで目隠ししております。

誰でも作れそうな簡単なカーテンレールですが、安く作れて十分機能するので、我ながら傑作だと思っています。

【車中泊で日本一周】夏に車内で快適に過ごすための装備「USB充電式扇風機」

扇風機は、きっと夏場の車中泊旅行者なら必ず持っているのではないでしょうか?

私はこれまで購入したことがなく、品質に関しては心配でした。

ほとんどの商品が聞いたことないブランドで、ナショナルブランドの製品を見つけられなかったからです。

USB充電式小型扇風機に求めていた機能は3点あります
①小さくても首振り機能が付いている
②3段階程度の強弱の調整ができる
③クリップ式

金額も幅広くて1,000円以内で買えるものから、7,000〜8,000円くらいするものまであります。

どれを選んだらいいかよくわからない場合は自分で出せる金額と口コミで決めるしかありません。

予算を3,000円以内と決めて、口コミが良く、たくさん購入されているものに絞りました。

ライトグリーンの色合いはなんとも言えませんが、機能的には全ての要望が入った3,000円以下のものを購入。

ナショナルブランドではありませんが、長く使用できることを願っています。

車中泊で複数の小型扇風機を使用する場合は首振り機能は必要ないかもしれませんが、とりあえず1つ購入してみてからと考えているのであれば首振りはあった方が賢明です。

好みはあると思いますが、首振りの状態で風に当たる方が私にはちょうどよい涼しさで、車内に溜まった空気を適度にかき混ぜてくれます。

少々寝苦しいなと感じるときに大活躍です。

【車中泊で日本一周】夏に車内で快適に過ごすための装備「バックドアストッパー」

バックドアストッパーとはリアハッチ(バックドア)を少しだけ開けた状態にできる金具です。

ボーンバーとも呼ばれて、市販品として売っているので知っている方もいるかもしれません。

購入すると安いもので2,000円前後から、高いものだと8,000円くらいします。

どのくらいの使用頻度になるか分からなかったのでDIYで作ることにしました。

先っぽに装着してあるカラビナは自身のものを使用したので、製作にかかった金額は1,500円ほどでした。

DIYしたからといって、市販の安価なものと比べて大きな差はなかったです。

実際に2カ月使ってみましたが、車外の音がダイレクトに入ってくるので、睡眠に関してセンシティブな私にはバックドアが少し開いているとうるさく感じます。

それと現在、北海道は天気が悪くて寒いのでほとんど使用していません。

本州に戻ったときや、初秋には活躍してくれると思います。

あとがき

現在、旅を始めて2カ月半が過ぎました。

私が紹介した装備や道具で夏の車中泊を快適に過ごしましょう、と言いたいですがなかなか現実は甘くありません。

これらの装備・道具は北海道にいる私の車中泊において大いに活躍しておりますが、本州以南で真夏日が続くような状況下では快適とは言えないかもしれません。

車内の温度を3℃〜5℃下げる役割は果たしても、すごく涼しくなることはありません。

真夏は、私が今いる北海道や、標高の高い場所など涼しいしころで車中泊するのが一番の暑さ対策だと思います。

ライター:Kazzz

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執筆者プロフィール
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