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【使ってわかった!】簡易な車中泊にあると便利な必須アイテム5選!!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
簡易な車中泊から始めたいけど、まず何をそろえたらいい?
車中泊におススメなアイテムは?
といった悩みを持っていませんか。
私はベッドキットとテーブルが付いているだけの簡易車中泊仕様車「キャラバン マルチベッド」で週末バンライフを楽しんでいますが、当初は何からそろえていけばいいのか分からず、余計な物まで買ってしまいました。
私のような失敗がないよう、長期滞在ではなく仮眠+α程度の簡易車中泊に「あると便利なアイテム5選」を、実際に使用した感想や車中泊の様子とともに紹介します。
私の場合は息子との2人旅が多いので、お子さん連れでの車中泊をしようと考えている方の参考にもなると思います。
車中泊のためにまずそろえたいもの。
ポータブル電源
私の場合、車中泊と言ってもあくまで仮眠の範囲で、前日からの長期滞在はしません。
当たり前ですが、駐車場内では休憩している人や車中泊をしている人もいるので、到着後速やかにエンジンを停止します。
私のクルマは走行充電システムを積んでいないので、車中泊に必要な電気は500WクラスのジャックリーJVCケンウッド製ポータブル電源BN-RB5で賄っています。
実際500Wクラスポータブル電源の実力ってどうなのと、疑問に思う方もいると思います。
結論から言いますと、一晩だけの車中泊程度であればほぼ不自由なく使えます。
連泊や無駄使いをしてしまうと足りなくなる可能性もあるので、経験上この500Wクラスは必要最低限な容量と言えます。
ポータブル電源を選ぶ際は必ず「純正弦波」の製品を選びましょう。疑似正弦波というタイプもあり安価で出回っていますが、正常に作動しないことがあります。
車中泊のためにまずそろえたいもの。
省電力炊飯器
車中飯は基本的に炊飯器を使いご飯を炊きます。
お米は食べないという方には役に立たない情報かもしれませんが、私が使っているGOHANNDAKI炊飯器は100V/200Wという超省電力で、ポータブル電源でも余裕で使用できます。
大きさは幅170mm×奥行き195mm×高さ205mmと、非常にコンパクト。
最大で2合炊けるのでご家庭にもよると思いますが、我が家では4人分の量です。
2人旅であれば場合によって余ってしまうくらいの量になります。
車中飯では、この炊飯器を使って、白米や炊き込みご飯を作っています。
米は調理が楽な水を足すだけでOKな無洗米を愛用し、そのまま白米として炊いたり、炊き込みご飯にしたり、その都度変わります。
おかずは現地で調達するときもありますし、無ければ車内に常備している缶詰めを、おかずにします。
車中泊のためにまずそろえたいもの。
トラベルクッカー
炊飯器でご飯を炊いて、買ってきたおかずか缶詰だけでも、一泊程度なら十分。
とはいえ、お茶を淹れたり、インスタントラーメンを作ったりするくらいのバリエーションは欲しいもの。
そこで活躍しているのがトラベルクッカーです。
トラベルクッカーはヤザワコーポレーションが販売する、優れものの電気式の調理器具アイテム。
消費電力は100V/250W~350Wです。
用途は多岐にわたり「茹でる」、「煮込む」、「炊く」がこれ1台で完結。
取手付きの鍋とフタ、スプーン、フォークと収納袋が付属しています。
1.3Lの容量を持つ鍋はお湯を沸かすこともできますし、四角い形でインスタントラーメンの大きさにピッタリ。
小さな鍋料理を作ることも可能です。
その気になればこれでもご飯が炊けます。
車中飯は簡単なものしか作りませんし、食器もステンレスの箸やお皿、まな板など、全て100均でそろえられる最低限の物しか積んでいません。
でも車内で作って食べるご飯は不思議と美味しく感じます。
車中泊をするなら、ぜひ車中飯を体験してみてください。
私の場合は子供が同行するので、狭い車内で火を使うのは抵抗があります。
その点、このトラベルクッカーは電気式なので安全。
省電力の家電を選択すれば、先ほど紹介した500Wクラスのポータブル電源ひとつで、炊飯器でご飯を炊きながらトラベルクッカーでお湯を沸かすこともできます。
この作業が同時にできないと、お湯を沸かすだけでも30分はかかってしまうので、食事の準備にすごく時間がかかってしまいます。
ポータブル電源の出力や容量は、多ければ多いほど余裕が生まれるのは確か。
私の場合も、もう少し容量の大きなモデルだとさらに安心だとは思います。
車中泊のためにまずそろえたいもの。
電気敷毛布
キャンピングカーのようにFFヒーターなどがあれば全く問題ないでしょうけれど、そのような装備の無い簡易キャンパーなどの車中泊仕様車では、電気敷毛布は冬の車中泊に必須のアイテムです。
私が使っているYAMAZENN電気敷毛布JMK18Lは100V/60Wと省電力で、冬の車中泊では床暖房代わりにも使用しています。
この毛布のおかげでマイナス8℃という極寒の車中泊も乗り越えることができました。
冷気が下からくるので、寝ていても背中から暖かさがくるこの毛布は一度使うと手放せません。
冬の快適車中泊のためにはぜひ電気敷毛布を準備しましょう。
ただし、冬は電気の消費が激しく、ポータブル電源の容量を確認しつつ、電気敷毛布の強弱をコントロール必要性があります。
私の車中泊でのポータブル電源の使い方は、翌朝に炊飯器でご飯を炊くので、その分のバッテリー残量を確保しておかなければなりません。
以前、大失敗をしてしまったことがあります。
その日の朝方は特に寒かったので、「まあ大丈夫だろう」と電気敷毛布を「強」で使用していたら予測を誤り、ポータブル電源の残量がみるみる減少していき、全体の65%を消費してしまいました。
あわてて毛布を「弱」に設定し、残り35%のバッテリー残量で炊飯器でご飯を炊き始めましたがバッテリー残量がさらに減っていき、いよいよ足りなくなりそうになり、最後は毛布の電源を切って炊飯器用の電力を最優先。
極寒の車内で震えながら最後の1%でご飯が炊き上がったという苦い思い出があります。
寒いと予想以上に電気の減りが早いという、「いい教訓」になりました。
そのとき食べた温かいご飯は格別でした。
車中泊のためにまずそろえたいもの
小型プロジェクター
仮眠+αの簡易車中泊とはいえ、就寝前にちょっとした娯楽があると車中泊が格段に楽しくなります。
おすすめなのは小型プロジェクター。
これを使えば車内がホームシアターに早変わり。
車内が映画館になるので、子供は特に喜びますよ!
このプロジェクターの本体スペックは横幅110mm×厚さ48mm×奥行き90mmで、重さ0.25kgと非常に小型で軽量。
車に積んでおいてもまったく邪魔になりません。
解像度は1080Pで、画面サイズは15インチから100インチまで対応できます。
スピーカーも内蔵されていて、本体をケーブルでスマホにつないでミラーリング(スマートフォンの画面を投影)が可能でYouTubeを見ることもできますし、DVDプレーヤーにつなぐこともできます。
スクリーンは、白いビニールシートを間仕切りカーテンのパイプに引っかけるだけで完成です。
我が家では就寝前におつまみなどを食べながら、このプロジェクターを使いDVD鑑賞をしています。息子はこの時間が一番の楽しみで、毎回ポップコーンを食べながら観ています。
車内を楽しい空間にするために、子連れ車中泊に限らずおすすめのアイテムだと思います。
まとめ
いかがでしたか?
車中泊で必須だと思うアイテムを5つ紹介しましたが。
これらは、あると車中泊が一段と快適になりますので、全てとは言いませんが、是非そろえていくことをおすすめします。
私のキャラバンのようなベッドキットとテーブルだけの簡易車中泊仕様車は、最初から様々な装備は付いているキャンピングカーとは違い、必要に応じてアイテムを増やしていくことになります。
追加で必要かなと思った物がどのくらいの使用頻度になるのか?
優先順位は?
迷うこともよくありますが、自分好みの空間を作る余地がたくさん残されているのが、簡易な車中泊仕様車の楽しみであり醍醐味です。
家の方がよっぽど快適で、車中泊では不便も多々ありますが、またそれも楽しく息子も毎回「ワクワクする」と喜んで付いてきます。
そんな親子との時間も大事にしつつ、今後も旅を続けていきます。
ライター:ズナスケ
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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