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真夏の車中泊の必需品!防虫ネット、買ってよかった3選
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
真夏の車中泊、扇風機や自然の風を味方にして涼を取ることを考えるのであれば、車内の風通しは考えなければならないポイントです。
風通しを良くするには、窓やドアを開け外気を取入れ、そしてスムーズに外に出す。
しかし窓やドアを開けると風も入りますが虫も入ってきます。
少々オーバーですが、この厄介な侵入者をいかに防ぐかが真夏の車中泊キャンプのいちばん課題と言ってもいいでしょう。
そこで活躍するのが防虫ネット。
しかしながら、汎用品や、車種ごとの既製品などいろいろあって、何をどう選べばよいか迷ってしまうという方もおおいのではないでしょうか。
そこで今回は、実際に私がキャンピンクカーに装着している汎用性のある比較的安価な防虫ネットとその装着方法についてご紹介したいと思います。
専用品と汎用品のメリットとデメリット
私のキャンピングカーには2か所のアクリル窓が右側ボディーにあり、窓と一体の防虫ネットが専用品として組み込まれています。
まずは、その専用品と汎用品のメリットとデメリットについて紹介します。
〇専用品のメリット
- 窓にフィットして、見栄えがいい。
- 遮光ロールと一体的に操作することができるので機能的にも使い勝手が良く、よく考えられている。
〇専用品のデメリット
ネットが破れるなどして修理するとき、窓に組み込まれているので、取外しやネットの修復を自分で簡単にすることはできない。
〇汎用品のメリット
- 自分好みに仕様を決めることができる
- 安価で費用対効果がいい
〇汎用品のデメリット
- フィット感に難があり見栄えが悪い
- 装着は自己責任
なんと言っても、汎用品の最大のメリットは安価で失敗してもいいくらいの気楽さがあるので、どんどんトライすることができることです。
防虫ネット汎用品、私が買って使ってよかった3選を紹介
純正品ではない防虫ネットを購入するにしても、フィット感や機能性で考えると、それぞれの車種用に作られた専用設計の防虫ネットがベストです。
しかし、車種によっては専用品がない場合もあります。
その場合でも、今までの経験から言えば製品を厳選して、工作を工夫すれば、ほぼぴったりフィットして機能的にも十分に納得いくものにできます。
私が購入して使っている防虫ネットは3種類。
装着に際しては、
- 不格好な装着にならないこと
- 防虫ネットとしての基本的な役割を果たせること
に気を付けました。
「基本的な役割を果たせる」というのは、ちょっと触った程度で外れるようなものや、無風状態で虫が入るようなものではないということです。
買ってよかった防虫ネット(シート)
大きさ :135cm×85cm
材 質:ポリエステル100%
商品概要:特徴は、防虫加工されている点で、メッシュの長方形のシートなのでストールのように自分で羽織ることもできますし、窓に掛けて虫が部屋や車内に入らないようにもできます。また、犬用のケージに掛けて、愛犬を虫から守ることもできるなど、色々な用途に使うことができるので汎用性はとても高い製品だと思います。さらに、折りたたんでも5ℓ未満のスタッフバックに収納することができるので、荷物にならず携行用としてもおすすめです。
買ってよかった玄関用防虫ネット(カーテン)
大きさ :70cm×160cmのネットカーテンを2枚組で使用。
材 質:ポリエステル100%
商品概要:製品は、大きめサイズの間口の本来は住宅の玄関用のものです。このため2枚組でサイズに余裕をもたせたものなのでバンのスライドドアの間口(約125cm)にも装着することができました。なので、購入するときは2枚組なら横並びで125cm以上、私のキャンピングカーに装着しているような余裕のあるサイズが必要となります。
買ってよかった蚊帳ネット
大きさ :220cm×120cm 高さ100cm
材 質:化繊ですが詳細不明
商品概要:タグがないので材質は不明ですが、5年間使用して劣化せず破れもなく、網目は細かくて、蚊やコバエも侵入したこともありません。収納用のバックも付属して、2千円だったのでコスパは最高にいいと言えます。
キャンピングカーへ装着する際のポイント
装着時の注意点としては、ちょっと触ってすぐ外れたり、風もないのに虫が入ったりしないことが最低条件で、さらに
- 風で飛ばされない。
- 脱着が容易
特にこの2点に注意して装着作業を行いました。
ポイントは次の通りです。
- 簡単に外れないとは、例えば出入口なら手足が触れる程度では外れないことを求めます。
- 脱着が容易とは、特殊な工具を必要としない、簡単な手作業で装着できることを指します。
助手席に防虫ネット(シート)を着ける
作業時間:1分未満
作業内容:取付けると言うよりも掛けると言った方がいいくらい簡単です。
ただしドアに挟むことで、簡単に外れて風で飛ばされないようにしています。
スライドドアに玄関用防虫ネット(カーテン)を設置
作業時間:10分程度
作業内容:ボディーとドアを密着させるためのゴム製モールをモールレールにはめ込む際にカーテン素材を一緒にくわえ込むように装着します。
そうすることで、出入りの際に身体が当たったくらいでは外れない強さも得られます。
特記事項:風でカーテンがスライドドアへ巻き込まれる場合があり、その際ドアのクローザー金具に接触すると半ドア状態になるので注意。
リアゲートドアに蚊帳ネットを装着
作業時間:30分~60分
作業内容:上の画像のように、
① 太さ2mmのパラコード(パラシュートコード、高強度でアウトドアに適している)をリアゲートモールの外周に1周巻いて外れないようにスプリングコードストッパー(バネが入っているコードストッパー)で止める。
② パラコードで押さえるように、蚊帳の周囲を差し込む。
③ 蚊帳が外れないようにパラコードの適当な位置に結束バンドで蚊帳を固定。
特記事項:リアドアからの荷物などの出し入れのため、下半分は結束バンドで止めない。
野外活動には防虫ネットパーカーをおすすめ
古い話になりますが、私が本格的にキャンプを始めた1980年代はミリタリーグッズが流行った時代でした。
米軍の払下げ品などのカーキ色の中古の軍用ジャケットなどをこぞって着ていたものです。
そのころ購入したのが写真の防虫パーカーです。
当時もキャンプによく行きましたが、まだまだ防虫対策グッズが少なかったころに、この防虫パーカーを見つけたので、珍しくて買ったことを思い出します。
今回は、防虫ネットと同じように、着る防虫対策として参考までご紹介します。
品 名:防虫ネットパーカー(品名不詳)
材 質:ポリエステル100%
商品概要:防虫ネット地でパーカーの形状、生地は化繊で丈夫なので破れなどなく、網目が細かく機能的にも防虫効果は十分で、フードには顔を覆うネットもついているので野外活動用として本格的です。
経年劣化もなく40年前の製品とは思えないくらい状態がいいので、まだまだ野外活動に使いたいと思っています。
まとめ
防虫ネットをしていても、虫に刺されたり噛まれたりすることはあります。
風通しを良くすれば、人の出入りの際に虫が浸入することも仕方のないことですし、防虫スプレーや蚊取り線香なども併用しながら防虫対策を考えることが必要だと思います。
また、虫の発生する環境を知ることも、防虫対策をする上で重要です。
経験から、林間地は「蚊」が多く、浜辺には「ハエ」が集まり、池があれば「ブヨ」がいるなど、キャンプ場に着いたらまずキャンプ地を散策してみることをおすすめします。
寄ってくる虫をよく観察することから防虫対策が始まります。
ライター:kenjii
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