更新
【1万円、設計図なしでここまで?】おしゃれ車中泊仕様のDIY術を紹介!
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
DIYするのが好きな人だけでなく、『こういうDIYできたらいいなあ』と見るだけ専門の人も絶対参考になります!
今回紹介するのは、三菱のワゴン・デリカd5を手に入れてから、どんどん車中泊仕様のDIYにはまったmikeda0415さん。
ほとんどお金をかけずに(材料費約1万円)、めちゃくちゃおしゃれな車中泊仕様車に仕上げています。
小物、内装、そしてボディ外装の全塗装まで!
驚きのDIY実例集をぜひご覧ください。
目次
車旅歴約15年。テント泊から車中泊へ!
もともとテント泊でキャンプを楽しんでいた「mikeda0415」さん。
数年前に、現在乗っている三菱のデリカd5を手に入れて、車中泊をしてみたところ「もうテントは張らないかも」(mikeda0415さん)と思うほど快適で、そこからは車中泊中心になっていったとのこと。
理由はというと、「とにかく楽! 設営、撤収がない分のんびりできます。天候もあまり気にしなくても良いし、防犯面でも鍵がかかる車は安心ですね。 女性には特におすすめかも!あと、気楽に移動して思いつくまま動けるのがいいです」(mikeda0415さん)
ということで最近では車中泊をメインに、オートキャンプ場でデリカd5にタープ(ogawaのカーサイドリビングDX)を張ったりして愛犬たちと共に車旅を楽しんでいます。
上の写真はテント泊時代のものですが、これがテントの中?と思うほどおしゃれな空間。
この抜群のセンスが車中泊DIYでもヒカリます!
最初の頃は↑こんなかんじでしたが、少しずつデリカd5の車内をDIYで自分好みの癒し空間に仕上げていきました。
それでは、mikeda0415さんが行ったDIYの具体例を見ていきましょう。
ほんとに材料費ぜんぶで約1万円? DIY実例集
車内全体をウッド調に!
これは施工中の画像です。まずは木枠を作って、車内のウッド化。
かなり大がかりに見えますが、
「車に穴をあける勇気がないので、天井の板張りはまずサイドのアシストグリップを外してネジ穴を利用し、そこに板を張りつけています」(mikeda0415さん)
木枠に板を打ち付けているので、取り外し可能で、いつでも元に戻せるそうです。
出来上がりはこちらの画像ですが、これをほんとにDIYで、しかも車に穴を開けずにできるのかと思うほど本格的です。
100均のフォトフレームで小窓をDIY
ウッドの内装になじんでいるこの小窓、細い材木を切って接着して作ったのかと思ったら、なんと100均で買ったフォトフレームだそうです。
既製品をうまく活用するのもDIYのコツですが、こういうアイデアはどこから湧いてくるのだろうと感心します。
骨董市で買った棚も活用
もともとあったものをうまく車中泊仕様の車内づくりに生かしている例をもう一つ。
上の画像の棚ですが、長野県松本市で開かれている古道具や骨董、がらくた、海外アンティークなど集まる『まつもと古市』で購入したものをそのまま壁にはめ込んで使っています。
ウッドの内装にピッタリ!
みなさんもアンテナを張っていると、車内で活用できるようなアイテムが意外と身近で見つかるかもしれません。
100均アイテムを使った『マネできるDIY術』を紹介!
ここまでは、もともとあったフォトフレームや棚をそのまま活用した例を紹介しましたが、ここからは100均アイテムを活用したみなさんもマネできるDIYアイデアを紹介します!
暑さ対策に必須の換気扇に雨除けをプラス
パソコン用のUSBファンを利用して比較的、簡単に製作できる換気扇。
車中泊の暑さ対策として取り付けている方も多いのではないでしょうか?
mikeda0415さんは換気扇に雨除けもDIY!
なんともおしゃれな雨よけですが、材料はたまたま持っていたダイソーのBAGを活用。
切って重ねて縫ったらスナップボタンのメスをつけて、換気扇側にはオスをボンドで接着するだけ。
縫製が苦手な方でも、布用の両面テープや接着剤を使えば真似できそうですね!
意外な100均アイテムを活かしてアンティーク風ライト
ここでは100均(ダイソー)で見つけた様々なパーツや材料を組み合わせて、アンティーク風のライトを作ってしまいました。
使用したパーツと材料は、
◇ダイソーで買ったモノ
・平たいシェラカップみたいなやつ
・USBライト
・軸付砥石
・サンドペーパー
・メタリックペイント(塗料)
◇家にあった道具類と材料
・食い切りニッパー(エンドニッパー)
・目打ち
・ニッパー
・電動ドライバー
・プライマー(下塗り塗料)
・アイアンペイント(塗料)
・筆
まずシェラカップの取っ手を外して、
底に穴を開けて
色を塗って、
100均のUSBライトを差し込んだだけ!
出来上がりの画像を見ると、アンティークショップやインテリアショップで売られていてもまったく不思議はない出来栄えです。
さらに、このライトも100均(セリアとダイソー)のパーツの組み合わせで作成。
バルブライトはダイソーのパーツとしては高くて330円だったそうですが、塗装をしてセリアのプラントハンガーをボンドでくっつけただけで、この仕上がり。
ライトは『置く・ぶら下げる・磁石でくっつける』の3WAY仕様なので、車内でも車外でもかなり使い勝手が良さそう!
これらのほかにも、100均のパーツを組み合わせた小物として、上の写真の時計とミラー、左端に写っている木製のティーランタンも自作しています。
どれも完成品を買ったら数千円はしそうですよね。
そして、わりと最近の車内全体がこちら↑。
繰り返しになりますが、この仕上がりで材料費は1万円ほどしかかかっていないそうです。
家にある廃材や先ほど紹介した古道具、100均のパーツや材料を使っているためお金がかからないとのことですが、それにしても驚きのコストパフォーマンスです。
室内だけでなく、外装の全塗装まで!!
室内の車中泊仕様への改造は、ここまでのハイコストパフォーマンスかどうかは別にして、挑戦している人はけっこういると思います。
しかし、mikeda0415さんの場合は室内にとどまらず外装の全塗装までDIY!
塗料がしっかり付着するように足つけをしたら、ライトなどの塗料が着いてはいけない部分をテープでマスキング。
好みの色の塗料を用意して、“ハケ”で塗っています。
自分でやるにはなかなか勇気も根気も必要そうですが……なんとも大胆!
大体塗装屋さんに依頼すると車種にもよりますが40万円はかかるところを、塗料代など2万円もかけずにできたそうです。
それでは塗装前と色替え後の画像をご覧ください。
仕上がりをみると、自分でやってみるのもアリかもしれません!
失敗は気にせずとりあえずチャレンジ
車内全体はウッドを貼ることによってこれぞバンライフという趣に。
そこに小物はアンティーク風の物をいくつも自作。そして車体色の色替えまでDIYでやってしまうとは。
実はmikeda0415さん、以前は革のクラフトを仕事にしていたこともあるという根っからの工作好きだそうです。
それにしてもDIYでここまでできるとは、とにかくびっくりするばかり。
「設計図も書かないし、メジャーで測る事もあまりないです。大体でやってます。失敗は“味”だと思っているし、次に活かせばよいと思ってます」(mikeda0415さん)
とはいえ、センスもアイデアも技術も普通じゃないと想うのは、私だけでしょうか。
ライター: 柏木シロー
キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!
- 執筆者プロフィール
- 車旅情報Webマガジン「DRIMO」
- キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジンです(https://news.drimo.jp/)。実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるラ...